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“旅情詩人”の描いた日本の風景を楽しむ 茂木本家美術館「生誕140年 川瀬巴水 版画の旅」展9月6日~12月10日開催【常磐自動車道 流山ICから約7.5km】

2023年08月01日 16時00分更新

 千葉県の茂木本家美術館は9月6日~12月10日、「生誕140年 川瀬巴水 版画の旅」展を開催する。

 大正・昭和期に活躍した版画家・川瀬巴水(1883-1957)。2023年は生誕140年の節目の年にあたる。本展では同館の収蔵作品より、巴水の画業を一望すべく、初期から晩年までの代表的なシリーズからおよそ100点を前期・後期に分けて展示。

 巴水の画業は1923年の関東大震災の前後で大きく変わり、前期は伯母夫婦が住み子供のころから訪れ慣れ親しんだ風景を取材したデビュー作「塩原三部作」や、写生旅行によって制作されたことから「旅みやげ」と名付けられたシリーズを中心に、人気版画家として一躍有名になっていく巴水の画業を紹介。

 後期では、1923年の関東大震災での作品や版木、写生帖などを焼失した巴水が、失意のなかから新たな創作意欲を掻き立て取り組んだ「旅みやげ第三集」のシリーズや、復興に向かう東京の風景を取材した「東京二十景」、富士山を描いた風景画や戦後の晩年の作品などを紹介。

 巴水は、生涯を通して日本中を旅し、自身が訪れた各地の風景と人々の暮らしを丁寧に写生し、それらを基に版画を創作してきた。旅情詩人ともいわれた巴水の人生と彼が描いた日本の風景を楽しむことができる。

「生誕140年 川瀬巴水 版画の旅」展
会期
 前期:9月6日~10月22日
 後期:10月25日~12月10日
開館時間:10時~17時(入館は16時まで)
休館日:月曜日・火曜日、夏期・冬期休館期間
入館料:大人個人700円/大人団体600円/中学生以下無料
 ※団体は20名以上
 ※障がい者手帳を持つ人は本人と付き添いの人1名100円引き(ミライロID利用可能)
イベント情報:https://www.momoa.jp/exhibition/

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行われている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。
またお出かけの際は、手洗いやマスクの着用、咳エチケットなどの感染拡大の防止に充分ご協力いただくようお願いいたします。

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