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7年に1度の御開帳とアート巡りの信州紀行

2022年05月20日 15時00分更新

写真提供:善光寺

【日帰りドライブコース】長野市・小布施町

 昨年実施予定だった善光寺御開帳が延期され、22年の長野観光ハイライトに。参詣のあとは長野市と小布施町の2エリアで芸術鑑賞の旅を楽しもう。

善光寺参詣をメインに長野の文化と食を満喫

 ついに御開帳の期間を迎えた、長野の名刹「善光寺」は今まさに訪れるべきスポット。歴史を感じさせる街を目指して、いざ信州ドライブへ。

 本堂前の回向柱に触れて御利益を授かったら、善光寺の東に位置する「長野県立美術館」までお散歩を。本館新築から約1年の真新しい施設で、アートに触れる時間を過ごす。

 ランチタイムは小布施町で。「小布施 寄り付き料理 蔵部」で食べる、かまど炊きのお米のおいしさと地元の味に舌鼓。

 食後は小布施観光の目玉である「北斎館」にて、名作を鑑賞し心も豊かに。最後に「栗の木テラス 小布施店」で、小布施特産の栗を使ったスイーツを味わって帰ろう。

一大行事の御開帳! 長野の旅の起点に
1.善光寺

国の重要文化財に指定されている山門(三門)
写真提供:善光寺

 善光寺前立本尊御開帳が4月3日から88日間にわたり行われている。誰も見ることができない絶対秘仏の御本尊の「御身代わり」として鎌倉時代に作られた前立本尊が、期間中は一般公開される。7年に1度の貴重な機会だ。

「御開帳特別御朱印」(1500円)は山門北御朱印所にて頒布(予定枚数終了まで)
写真提供:善光寺

国宝の本堂。御開帳の期間は本堂前に高さ約10mの回向柱が立つ
写真提供:善光寺

仁王門をくぐると仲見世通り
写真提供:善光寺

善光寺
住所:長野県長野市長野元善町491-イ
TEL:026-234-3591
時間:本堂内陣参拝4時30分~17時ごろ
   山門6時30分~20時
   経蔵・史料館6時30分~17時
   御朱印所・授与品所5時30分~20時
   ほか施設により異なる
定休日:なし
料金:共通券(本堂内陣・山門・経蔵の三堂拝観と史料館、お戒壇巡りのセット券)一般1200円、高校生400円、小・中学生100円、未就学児無料ほか
   ※境内および本堂外陣は参拝自由
駐車場:約400台(24時間駐車可、普通車600円/2時間、以降300円/60分)
※時間・料金などは御開帳期間4月3日~6月29日の情報であり(本堂内陣参拝時間は4月23日~6月29日)、通常とは異なる

郷土ゆかりの作品が豊富な城山公園内のアートスポット
2.長野県立美術館

映像作品が壁面に流れる交流スペースでは、2作品を交互に上映。本館1階の無料ゾーンで気軽に鑑賞できる
榊原澄人≪飯縄縁日≫2021年 部分

 約3年半の休館を経て、21年4月に待望のリニューアルオープン。屋上広場を有する新築の本館と東ひがし山やま魁夷館で構成されている。各展示室での企画展開催のほか、オープンギャラリーや交流スペースなど無料で入場可能なエリアも。

自然と調和した「ランドスケープ・ミュージアム」をコンセプトに本館が新築された

オリジナルグッズなどを取りそろえるミュージアムショップ

長野県の山々をモチーフにした「落合恵 缶バッジ(大)」各440円

善光寺を望む屋上広場「風テラス」

イベント情報【開催中~6月26日開催】
企画展善光寺御開帳記念善光寺さんと高村光雲展

 善光寺御開帳に合わせて開催される記念企画展。長年にわたって善光寺の仏像調査と保存修復に携わってきた東京藝術大学の研究成果について、さまざまな角度から紹介する。
一般500円、高校生以下または18歳未満無料

 
長野県立美術館
住所:長野県長野市箱清水1-4-4
TEL:026-232-0052
時間:9時~17時(展示室最終入場16時30分)
定休日:水曜日(祝日の場合は原則翌平日)
料金:コレクション展(本館・東山魁夷館共通)観覧料一般700円、大学生・75歳以上500円、高校生以下または18歳未満無料
   ※企画展観覧料は展覧会により異なる
駐車場:なし(近隣の有料駐車場を利用)

かまど炊きのご飯と長野県産食材の美食ランチ
3.小布施寄り付き料理 蔵部

緑豊かな中庭に面した窓際のテーブル席

 250年以上の歴史を刻む酒蔵の一部をリノベーションした食処。冬場に泊まり込みで酒を仕込んだ蔵人が食事をした「寄り付き場」から生まれた、地場食材の美味を生かした料理が楽しめる。

立派な門構えの外観。店名を記したのぼり旗が目印に

リノベーションされた店内は、黒を基調とした和モダンな雰囲気

「信州太郎ポークの生姜焼き」2035円。ご飯はプラス440円で白米を炊き込みご飯に 変更可

地鶏「真田丸」のたたきなど、信州の味が並ぶ「前菜8種盛り 羽釜イワナときのこの炊き込みごはん」3080円

オープンキッチンでかまど炊きの様子を体感

小布施寄り付き料理 蔵部
住所:長野県上高井郡小布施町小布施807
TEL:026-247-5300
時間:11時~22時(LO20時)
定休日:なし
席数:130席
駐車場:なし(近隣の有料駐車場を利用)

小布施で画業の集大成をはかった、北斎の世界を知る
4.北斎館

東町祭屋台の天井絵「龍」「鳳凰」は迫力満点。奥には上町祭屋台の「男浪」「女浪」も

館内を彩る「画狂人 北斎」のデザインも青い波のうねりが印象的だ

 80代の半ばに小布施を訪れた浮世絵師・葛飾北斎の作品を展示している。逗留中に描いた祭屋台の壮麗な天井絵が最大の見どころ。かけ軸や額装などの肉筆展示室やミュージアムショップも。

「ガラス箸置き(凱風快晴・神奈川沖浪裏)」各440円は人気のおみやげ商品

所蔵作品をモチーフにしたオリジナルグッズを多数取りそろえているミュージアムショップ

1976年に開館した北斎館

北斎館
住所:長野県上高井郡小布施町小布施485
TEL:026-247-5206
時間:9時~17時(最終入館16時30分)
定休日:12月31日
料金:入館料一般1000円、高校生500円、小・中学生300円、小学生未満無料
   ※特別展開催時は展覧会により異なる
駐車場:47台(北斎館東町駐車場、400円/3時間、以降100円/60分)

優雅な空間でティータイム 名物の栗スイーツを♪
5.栗の木テラス 小布施店

西洋アンティークの家具で統一した店内は、まるで異国のよう

 小布施を代表する老舗栗菓子店の一つ「桜井 甘精堂」が直営する、紅茶とケーキの専門店。本格的な世界の紅茶と、栗菓子店ならではの絶品モンブランなどオリジナルのケーキを提供する。

マロンクリームがたっぷり入った「マロンシュークリーム」240円

ベリーとバニラのムースを赤いジュレで包んだ「ラフィーナ」420円

軽井沢の教会をイメージして設計されたという店舗

「モンブラン」450円と「栗の木テラス オリジナルティー」550円。ケーキはすべて併設の工房で作りたて

栗の木テラス 小布施店
住所:長野県上高井郡小布施町小布施784
TEL:026-247-5848
時間:10時~18時(LO17時30分)
定休日:水曜日(祝日の場合は営業)
席数:42席
駐車場:60台(桜井甘精堂専用駐車場、200円/60分、2000円以上の利用で2時間無料)

【SA・PA Break Time】関越道 塩沢石打SA(上り)

 SA・PAで地元商品をチェックするのも旅の楽しみの一つ。今回は関越道・塩沢石打SA上り線のこだわり商品を紹介!

魚うお沼ぬまブレンド塩
(美み雪ゆきます・茸なば師しのしいたけ天てん恵けい菇こ)

各540円(20g)

 アメマス(岩魚)とニジマスをかけ合わせた「魚沼 美雪ます」と、旨味が強いシイタケ「天恵菇」の味わい豊かな塩。

かぐら南なん蛮ばんのんま煮
410円(100g)

 伝統野菜である新潟県山やま古こ志し産の唐辛子「かぐら南蛮」を、濃厚な調味液で煮込んだ商品。ご飯のお供に。

access map

 東京からは練馬ICより関越道、藤岡JCTを経由して上信越道に入り長野方面へ。長野ICを降り、県道35号、国道117号などを利用して「善光寺」へ。仙台からは仙台宮城ICより東北道で東京方面に進み、岩舟JCTから北関東道、高崎JCTから関越道などを経由して上信越道に入り長野方面へ。

※消費税率引き上げおよび軽減税率制度の導入に伴い、持ち帰ることも店内で飲食することも可能な商品は、「店内飲食」「持ち帰り」のいずれかで税率が異なります。詳しくは現地スタッフへお尋ねください。
※掲載の情報は2022年4月時点のものです。メニュー・商品の内容や取り扱い、営業時間に変更がある場合があります。
※おでかけの際は事前に体温を測定し、体調不良等がある場合は外出を控えてください。
※マスク着用など感染拡大防止にご協力ください。

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