Highway Walker

  • Twitterアイコン
  • Instagramアイコン

群馬県立館林美術館、多彩な現代美術を生み出した画家・山中現の企画展を開催【東北自動車道 館林ICから9.5km】

2022年12月27日 15時30分更新

 群馬県館林市の群馬県立館林美術館は2023年1月28日~4月2日の期間、企画展示「山中現展 描かれた詩」を開催する。

 山中現氏は、現在日本で最も活躍している画家・版画家の1人。1974年に東京藝術大学美術学部油画科に入学し、在学中に著名な版画家による版画の集中講義を受けたことがきっかけで、木版画を始める。

 1980年前後より、白や黒、グレーを基調にした作品を生み出し、宇宙や夜を背景に、棒状のかたちをした有機体が登場するシリーズを発表した。

 そして、三次元的な空間の中で光と影を意識した作風は、作家のイメージを代表する世界観を構築した。しかし、山中の飽くなき創作意欲と探求心は、1980年代末頃から色彩の使用へと向かわせる。平坦な画面にごく単純な形体を配し、色とかたちによる静謐かつ詩情溢れる世界を表現するに至った。

 同館は2021年に、県内の現代美術コレクターであるI氏より、327点の山中現作品の寄贈を一括して受ける機会に恵まれたという。今回は、その「旧I氏コレクション」から厳選した作品およそ240点を初披露。初期から近年までの木版画を中心に、油彩画、水彩画、ガラス絵も合わせて紹介し、多方面よりその作品世界の魅力に迫る。

山中現展 描かれた詩
場所:群馬県立館林美術館(群馬県館林市日向町2003)
期間:2023年1月28日~4月2日
時間:9時30分〜17時(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般620円(490円)、大高生310円(240円)
※( ) 内は20人以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等を持つ人とその介護者1人は無料
※群馬在住の65歳以上の人は平日のみ2割引

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行なわれている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。 またお出かけの際は、手洗いやマスクの着用、咳エチケットなどの感染拡大の防止に充分ご協力いただくようお願いいたします。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

ハイウェイウォーカーの最新情報を購読しよう