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茨城県近代美術館、近代日本画の展開に大きな影響を与えた速水御舟の企画展を2月21日~3月26日開催【北関東自動車道 茨城町東ICから約6km】

2023年01月27日 13時50分更新

 茨城県水戸市の茨城県近代美術館は2月21日~3月26日の期間、企画展「速水御舟展」を開催する。

「鍋島の皿に柘榴」1921(大正10)年

 速水御舟は、明治の末期から昭和初期にかけて活躍した代表的な日本画家の一人であり、近代日本画の展開に強い影響を与え、その方向性を決定づける仕事を多く遺した。

 古画の模写、写生に基づく叙情的な作品、大正期の精緻を極めた写実描写、そして古典的な絵画への回帰、単純化と平面性を伴う作品へと変化する画風には、一人の画家とは思えないほどの多彩な表現が見られるが、そこには対象の真実に肉薄しようとした、速水御舟の一貫した姿勢を見ることができる。それは近代という時代に西洋と対峙する中で、日本画が直面せざるをえなかった様々な問題に真摯に向き合った結果だという。

「洛北修学院村」1918(大正7)年
滋賀県立美術館

 本展覧会では、本画およそ100点と素描により、型にはまることを嫌い、振幅の激しい画業を通して描くことの意味を問い続けた、速水御舟の画家としての道筋をあらためて振り返る。

 さらに講演会「速水御舟『埃及(エジプト)風俗図巻』の修復について」、講演会「速水御舟、その生涯と芸術」など、企画展の関連イベントも実施される。

 企画展の詳細はこちら

速水御舟展
場所:茨城県近代美術館(茨城県水戸市千波町東久保666-1)
期間:2月21日~3月26日
開館時間:9時30分〜17時(入場は16時30分まで)
入場料:一般1100(1000)円/70歳以上550(500)円/高大生870(730)円/小中生490(370)円
※( )内は20人以上の団体料金
※春休みを除く土曜日は高校生以下無料
※障害者手帳・指定難病特定医療費受給者証等を持参の人は無料
※3月11日は70歳以上の人は無料

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行なわれている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。 またお出かけの際は、手洗いやマスクの着用、咳エチケットなどの感染拡大の防止に充分ご協力いただくようお願いいたします。

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