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日本のグラフィックデザインの第一人者の生涯にわたる功績 群馬県立近代美術館にて「杉浦非水 時代をひらくデザイン」6月18日まで開催【関越自動車道 高崎玉村スマートICから約3km】

2023年05月18日 13時10分更新

 群馬県立近代美術館は6月18日までの期間、企画展示「杉浦非水 時代をひらくデザイン」を開催中。

 杉浦非水(すぎうら ひすい、1876-1965)は明治から昭和にかけて活躍した日本のグラフィックデザインの第一人者。東京美術学校日本画選科在学中に洋画家の黒田清輝と知り合い、黒田がフランスから持ち帰った書籍や資料を目にしたことから、図案家の道へ進む。書籍や雑誌の装丁をはじめ、当時、流行の発信地であった三越呉服店の図案部で宣伝ポスターやPR誌のデザインを手がけ、そのブランドイメージ創出に貢献。さらに、図案集の出版やデザイン雑誌の刊行などを通して、日本におけるデザイン意識の普及や教育に大きな役割を果たした。

 日本人の美的感覚に、アール・ヌーヴォーやウィーン分離派といった西洋の造形要素を取り入れた非水のデザインは、レトロな魅力とともに時を経ても古びない新鮮さをあわせ持ち、現代の私たちの目をとらえている。本展は、ポスターや図案、装丁を中心としたデザインの仕事、スケッチや「非水百花譜」などの作品、そしてデザインの源となった資料までも含めたおよそ300点により、非水の生涯にわたる功績を紹介する。

杉浦非水 時代をひらくデザイン
開催期間
 前期:~5月21日
 後期:5月23日~6月18日
 ※会期中、一部展示替えを行なう
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
休館日:毎週月曜日
会場:展示室1
観覧料:一般900円/大高生450円
 ※20名以上の団体割引料金:一般720円/大高生360円
 ※中学生以下、障害者手帳等を持つ人とその介護者1名は無料
イベント情報:https://mmag.pref.gunma.jp/exhibition/exhibition-3327

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行なわれている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。
またお出かけの際は、手洗いやマスクの着用、咳エチケットなどの感染拡大の防止に充分ご協力いただくようお願いいたします。

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