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“百鬼夜行絵巻”など多彩な妖怪図鑑を紹介 国立歴史民俗博物館「江戸の妖怪絵巻」8月1日~9月3日開催【東関東自動車道 四街道ICから約8km】

2023年06月26日 13時30分更新

 千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館は8月1日~9月3日、特集展示「江戸の妖怪絵巻」を開催する。

 江戸時代には絵本や草双紙、絵巻、錦絵などありとあらゆる種類の妖怪図が無数に制作され、妖怪ブームの時代だったといわれている。同館は「怪談・妖怪コレクション」と題して、国内でも有数の幽霊や妖怪の絵画コレクションを有しており、今回の特集展示はその中から絵巻という形式に焦点を当てて展示資料を選抜。

 室町時代に成立し、江戸時代に多数の模写作やアレンジ作を生んだ“百鬼夜行絵巻”の中で、同館所蔵の狩野益信作は江戸初期の優品。「百鬼夜行図」のように妖怪たちのパレードを描く“百鬼夜行絵巻”の他に、江戸時代には妖怪図鑑ともいうべく、多種類の妖怪を羅列的に並べた絵巻も生み出された。

 また、源頼光と四天王らによる土蜘蛛退治を描く「土蜘蛛草子」のように中世の御伽草子の流れを汲むものや、鹿児島を舞台に妖狐を退治する侍大石兵六を主人公にした物語「大石兵六物語絵巻」など、絵巻本来のストーリー性を持つ構成をとるものも展示。併せて、純粋の妖怪だけではなく、地獄をテーマにした耳鳥斎の戯画「地獄図巻」も加えることで、絵巻という形式の中で多彩な展開を見せた江戸期の妖怪図を紹介する。

江戸の妖怪絵巻
開催期間:8月1日~ 9月3日
開館時間:9時30分~17時(最終入館は16時30分)
休館日:8月7日、8日、21日、28日
    ※8月14日は開館
会場:国立歴史民俗博物館 第3展示室 特集展示室
料金:一般600円/大学生250円/高校生以下無料
※総合展示もあわせて観覧可能。
※障がい者手帳等保持者は手帳等の提示により、介助者と共に入館料無料
※高校生および大学生は、学生証等を提示のこと
※博物館の半券の提示で、当日に限り「くらしの植物苑」に入場可能。 また、植物苑の半券の提示で、当日に限り博物館の入館料が割引になる
イベント情報:https://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/special/index.html#room3

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行われている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。
またお出かけの際は、手洗いやマスクの着用、咳エチケットなどの感染拡大の防止に充分ご協力いただくようお願いいたします。

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