二人の画家の“旅”に注目。秋田県立美術館、特別展「旅する画家　藤田嗣治・斎藤真一」9月16日から【秋田自動車道 秋田中央ICから5km】

　秋田県立美術館では、特別展「旅する画家　藤田嗣治・斎藤真一」を9月16日～11月12日の期間に開催する。

　藤田嗣治は生涯にわたり、世界各地を旅した画家で、1930年代にはパリを離れ、中南米、北米、日本各地や中国を旅した。各国の文化や風土に触れ、藤田は新たなモティーフや構図などに次々と挑戦していった。

　1959年にヨーロッパに留学した斎藤真一は、フランスで憧れていた藤田に出会い、秋田や東北へ行くことを勧められる。帰国した斎藤は東北・津軽地方を旅し、盲目の女性旅芸人・瞽女の存在を知り、強く惹かれるようになった。その後、斎藤は越後を訪ね、旅に明け暮れる越後瞽女の足跡を辿りながら、瞽女たちの純粋な心、生き様を描き続けた。

　本展覧会では、藤田と斎藤、その創作の源泉となった「旅」に注目し、それぞれの画業においての「旅」の意味に迫る。

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