茨城県天心記念五浦美術館は12月9日~2024年2月12日、企画展「天心が託した国宝の未来 -新納忠之介、仏像修理への道」を開催する。
新納忠之介(にいろちゅうのすけ、1869-1954)は、東京美術学校を優秀な成績で卒業し、岡倉天心の強い勧めにより、文化財の修理に生涯を捧げた人物。明治31(1898)年、岡倉天心が創設した日本美術院に参加後、多くの仏像修理に携わり、天心の推進した文化財保護行政の一翼を担い、天心没後には日本美術院の国宝修理部門が「美術院」と改称して独立し、新納はその中心を担った。それまで確立した修理法が無かった仏像修理において、新納は試行錯誤を重ね、現状維持を基本とする新たな修理法を確立させ、その技術は今日まで引き継がれている。
本展覧会では、修理図面や研究ノート、書簡といった新納忠之介旧蔵資料のほか、新納が模刻した仏像等の彫刻作品も展示。これらの品を通して、天心の目指す文化財保存の道をひたすらに歩んだ新納の業績を紹介する。
企画展「天心が託した国宝の未来 -新納忠之介、仏像修理への道」
開催期間:12月9日~2024年2月12日
休館日:月曜日、12月29日~2024年1月1日、2024年1月9日
※2024年1月8日と2024年2月12日は開館
開館時間:9時30分~17時(入場は16時30分まで)
入場料:一般320(260)円/満70歳以上160(130)円/高大生210(150)円/小中生150(100)円
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳または指定難病特定医療費受給者証等を持参の人および付添いの人1名は無料
※土曜日は高校生以下無料
イベント情報:https://www.tenshin.museum.ibk.ed.jp/02_tenrankai/01_kikaku_niiro.html
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行われている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。
またお出かけの際は、手洗いやマスクの着用、咳エチケットなどの感染拡大の防止に充分ご協力いただくようお願いいたします。
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