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江戸の庶民に親しまれた「源氏絵」を知る 【常磐自動車道 流山ICから約7.5km】

2024年01月05日 14時45分更新

 千葉県野田市の「茂木本家美術館」は2月7日~3月24日、「源氏絵 -浮世絵にみる『源氏物語』-」を開催する。

 「源氏絵」と聞いて思い浮かぶのは紫式部によって生み出された古典文学の名作「源氏物語」の雅な絵巻が一般的だが、江戸時代の庶民に親しまれた源氏絵は、柳亭種彦が執筆した合巻「偐紫田舎源氏」の場面や登場人物を描いた浮世絵だった。

 偐紫田舎源氏は、室町時代のお家騒動に主人公である足利光氏の好色遍歴を絡めた源氏物語の翻案小説で、当時最も人気の高かった絵師の歌川国貞(三代目豊国)が挿絵を描いたこともあり、文政12年(1829)に刊行されるとたちまちベストセラーとなった。天保の改革で咎めを受け、未完のまま発売禁止となったものの、その後も源氏絵の人気は高まる一方で、改革が緩むと偐紫田舎源氏の続編が刊行され、足利光氏やその登場人物を描いた源氏絵が多くの浮世絵師たちによって作成された。

 本展では、源氏絵の代表的な作品である「今源氏錦絵合」をはじめ、三枚続の作品などを紹介。

源氏絵 -浮世絵にみる「源氏物語」-
開催期間:2月7日~3月24日
開館時間:10時~17時(入館は16時まで)
休館日:月曜日、火曜日(2月6日までは冬期休館期間)
※来館は予約制
イベント情報:https://www.momoa.jp/exhibition/

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