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本能に染み渡る“薬草”としてのアート。青森県立美術館「鴻池朋子展 メディシン・インフラ」【東北自動車道 青森ICから1km】

2024年05月07日 15時00分更新

 青森県立美術館では、企画展「鴻池朋子展 メディシン・インフラ」を7月13日~9月29日の期間に開催する。本展は、国立療養所松丘保養園 社会交流会館でもサテライト会場として開催される。

 鴻池朋子氏は東日本大震災以降、地球の振動を新たな画材と感じ、旅をしては野外の技法を習得し、時に土木工事や縫いものをメディアに「絵」を描いてきた。2023年より東北でスタートした「メディシン・インフラ(薬の道)」は、鴻池氏が各地を巡り、縁のあった場所に自作を展示保管してもらう長期的なプロジェクトで、その活動は福島、岩手、北海道へと少しずつ広がってきている。現在も能登半島地震の被災地の仮設住宅に設置されるカーテン作品を制作中。

 「作家やアーティストのようにメッセージや問いを投げかけるのではなく、後はもう自分の体しかない、というギリギリのところまで連れだしたい」と語る鴻池氏。観客の体がその場に晒された時、アートが人間の本能的なものに向けて、豊かに染み渡るメディシン(薬草)のように機能していくという。

鴻池朋子展 メディシン・インフラ
会場:青森県立美術館とその周辺野外、国立療養所松丘保養園 社会交流会館
期間:7月13日~9月29日
休館日:[美術館] 7月22日、8月13日、26日、9月9日、24日
    [社会交流会館] 毎週月曜日
時間:[美術館] 9時30分~17時(入館は16時30分まで)
   [社会交流会館] 10時~16時
料金:[美術館] 一般1500円、高大生1000円、中学生以下無料
   [社会交流会館] 無料
住所:[美術館] 青森市安田字近野185
   [社会交流会館] 青森市大字石江字平山19番地
TEL:017-783-3000(美術館)

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行われている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。
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