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房総ゆかりの洋画家・石井光楓の作品を展示。「両洋のまなざし 石井光楓」6月16日まで【京葉道路 穴川ICから4.5km】

2024年05月21日 15時00分更新

 千葉市美術館は、コレクション展「両洋のまなざし 石井光楓」を6月16日まで開催している。「板倉鼎・須美子展」と同時開催の千葉市美術館コレクション展では、板倉夫妻と同時期にパリに留学した洋画家・石井光楓(1892年~1975年)を取り上げる。

 夷隅郡浪花村岩船(現在の千葉県いすみ市)に生まれた石井光楓(本名・政二)は、日本画家である石井林響に師事したのち、22歳の頃に日本美術院研究所の門をたたき、洋画に転向した。

 1925(大正4)年、光楓はパリに留学。エコール・ド・パリ全盛期の只中に身をおいた光楓は、藤田嗣治ら活気あふれる画家たちと交流をしながら、優れた描写力を身につけ、才能を開花させていく。この頃の作品は特に東洋的な詩趣に富み、両洋の視座を得た光楓の作品は「ネオ・オリエンタリスム」なものとして注目を集めた。得意とした水彩画、そして実直に取り組んだ油彩画にはそれぞれ西洋と東洋のまなざしが注がれ、光楓の制作に対する探究心があらわれているという。

 本展では、同館所蔵の光楓作品の中から滞欧米時代の作品を中心に展観し、画業60年の歩みを回顧する。

両洋のまなざし 石井光楓
会場:千葉市美術館
期間:6月16日まで
休室日:6月3日 ※第1月曜日は全館休館
時間:10時~18時(金・土曜日は20時まで)
 ※入場受付は閉館の30分前まで
料金:一般500円、大学生400円 ※小・中学生、高校生無料
 ※障害者手帳を持つ人とその介護者1名は無料
 ※同時開催の「板倉鼎・須美子展」観覧の人は無料
住所:千葉県千葉市中央区中央3-10-8
TEL:043-221-2311

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行われている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。
またお出かけの際は、手洗いやマスクの着用、咳エチケットなどの感染拡大の防止に充分ご協力いただくようお願いいたします。

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