Highway Walker

  • Xアイコン
  • Instagramアイコン

イソップ童話の魅力を再発見!いまいあやの原画展開催【上信越自動車道 碓氷軽井沢ICから12km】

 長野県佐久市在住の絵本画家、いまいあやの氏による『イソップ物語 13のおはなし』(BL出版、2012年)の絵本原画展が、軽井沢絵本の森美術館で3月8日から6月22日まで開催される。この展示では、あらゆるイソップ童話を通じて、動物たちの姿を借りた「教訓」の世界が楽しめる。

 イソップ童話は、動物たちが擬人化され、人生の教訓や風刺を描く物語形式として古くから親しまれてきた。中でも、いまい氏の作品では、『イソップ物語 13のおはなし』の絵本原画を通し、ウサギとカメ、キツネとぶどうなどの有名なお話だけでなく、オンドリと宝石、泉のほとりのシカといったあまり知られていない物語まで、多彩なイソップ童話がイラストとともに紹介される。

 特に「みえっぱりのカラス」と「カラスとハトたち」は、ずる賢いカラスたちが一枚の絵の中で対になっているユニークな構図が印象的だ。

 また、展覧会ではいまい氏の代表作『くつやのねこ』(BL出版、2010年)の特集展示も行われ、17世紀フランスの宮廷作家シャルル・ペロー紹介も添えられている。ペローは「グリム童話」の編纂者にも影響を与えた作家であり、本展示を通じて「グリム童話」「ペロー童話」そして「アンデルセン童話」といった童話の世界も併せて解説される予定だ。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

ハイウェイウォーカーの最新情報を購読しよう