北斎館が贈る、略画の魅力に迫る企画展「略画 ―はずむ筆、おどる線―」開催【上信越自動車道 小布施スマートICから約3km】

　北斎館は4月12日から5月18日まで、長野県上高井郡小布施町にある北斎館で企画展「略画 ―はずむ筆、おどる線―」を開催する。この展示は、葛飾北斎の多岐にわたる略画作品を取り上げ、入館料は大人1,200円、大学生・高校生500円、小中学生300円と設定している。

　略画とは、対象の形を省略し、簡潔な筆線で描き出すことを特徴としている。北斎の代表作『北斎漫画』だけでなく、様々な絵手本作品にも略画の技法が用いられている。北斎の略画は、対象の特徴を捉えつつ省略する技術が光っており、その洗練された魅力を鑑賞者に届けてくれる。

　本展では、北斎による版本等を中心に、略画で描かれた人物、動物、草花などが展示される。個々のモチーフが集まり活気あるページを構成しており、略画のもつ意匠的な魅力がより深く理解できるだろう。