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未来への種を植える:「巨峰苗木の植樹祭」が東御市で開催【上信越自動車道 小諸ICから6km】

 

 4月24日、長野県東御市鞍掛に位置するサンファームとうみで「巨峰苗木の植樹祭」が行われる。これは、市内で長く受け継がれてきた巨峰栽培の歴史や技術を、更なる未来に継承する象徴の一環として行われるものだ。

 長年にわたり東御市を支えてきた巨峰産業が、新たな局面を迎える。この度、サンファームとうみ第8号圃場に巨峰の苗木3本が植樹される予定だ。これらの苗木は、市の豊かな歴史と気候風土のもとで育まれる“シンボルツリー”としての意義を持つ。将来的に市場が再び巨峰を求めた時に、苗木の供給源としても役立つことが期待される。

 東御市における巨峰栽培の歴史は、昭和31年に始まった。その後、市の豊かな自然環境を生かし、高品質を維持し続けてきたことが、多くの消費者に愛され続ける理由となっている。しかし、シャインマスカットなど新しい品種の人気の影響で、近年はその生産量が減少傾向にあるという。それでもなお、市は巨峰の栽培技術とその誇りを次世代に引き継ぐ重要性を改めて認識し、今回の植樹祭を通じてその思想を具体化していく。

 植樹された木々は今後、サンファームとうみのスタッフや管理を担う信州うえだファームによって、しっかりと管理される。生産者団体や市民も共に協力し、この巨峰の“象徴”を育てていく姿勢が求められている。

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