「ととのう展 ~ヘルスケアにつながる美術館~」で心と体をリフレッシュ!【磐越自動車道 猪苗代磐梯高原ICから15km】
2025年05月22日 15時30分更新
4月12日から6月29日まで、公益財団法人諸橋近代美術館で開催されている「ととのう展 ~ヘルスケアにつながる美術館~」は、美術とヘルスケアの融合を探るユニークな展覧会だ。サウナブームにより多くの人々に浸透した「ととのう」をテーマに、心身の健康を促進するための美術館の潜在力を探求する。この展示では、印象派の作品やサルバドール・ダリの天国表現、さらにはタナカカツキ氏の『マンガ サ道』など、身体と心のバランスを図るさまざまな作品が展示される。
「ととのう展」では、「博物館浴」や印象派の画家が自然の中で感じたリラクゼーション、さらには天国を想像の中で体感する「ととのう」瞬間を紹介している。第1章では、九州産業大学の緒方泉教授の監修のもと、鑑賞体験が健康やウェルビーイングにどのような効果を及ぼすかについて、科学的根拠も交えて説明する。訪れる人々は、アートによって心と体が整えられる新しい鑑賞体験を得ることができる。
第2章では、19世紀の印象派画家たちが自然に惹かれた経緯を時代背景とともに探る。これらの画家たちは都市部から離れ、自然豊かな環境で戸外制作に励んだ。その中で感じた自然への敬意や新たな視点が、現代の観覧者にとっても和やかさをもたらす貴重な「ととのい」体験とされる。
第3章では、「最高のととのった体験」とされる天国や極楽の世界をサルバドール・ダリの作品を通じて探訪する。ダンテの『神曲』天国篇にインスパイアされ、天国の描写を見て感じることで、究極のリラックスと平和の世界を視覚的に楽しむことができる。
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