仙台うみの杜水族館は6月13日から7月6日までの期間限定で、特別展示「ホタルの杜」を開催する。飼育スタッフが1年をかけて育てたゲンジボタルとヘイケボタルを約50匹展示し、訪れる人々に淡い光の幻想的な体験を提供する。
「ホタルの杜」は、照明を落とした展示環境でホタルたちの美しい光を観賞できる特別な展示だ。幼虫から成虫になるまでを含むホタルの生態について学ぶこともできる。成虫としてのホタルは10日ほどしか生きられないため、繁殖時期を調整することで長期間の展示を可能にしているとのこと。
旧マリンピア松島水族館から続くこの取り組みは、仙台うみの杜水族館として7回目の開催となる。展示の工夫としては、ホタルの飼育と一緒に、ホタルが必要とする巻貝の繁殖にも重点を置く。地域の自然景観の再現と共に、ホタル保護への取り組みを持続する。
また、7月5日の閉館後、「ホタルナイト水族館」も開催され、ホタル観賞を夜の特別イベントとして楽しめる。前売り券は公式サイトにて6月6日から販売される予定である。
自然の光景が失われつつある今、昔見た光景を懐かしむ大人や初めてホタルを観る子供にとって、本展示は貴重な体験の場を提供するイベントになるだろう。
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