ウポポイ祭2025:芸能と食でアイヌ文化と民謡の融合を体験【道央自動車道 白老ICから3km】
2025年07月02日 13時45分更新
公益財団法人アイヌ民族文化財団が運営するウポポイ(民族共生象徴空間)は、開業5周年を記念して「ウポポイ祭2025」を開催する。
このイベントは7月12日と13日の2日間、北海道白老町のウポポイ園内で行われる。テーマは「芸能と食」で、民謡「江差追分」との文化交流を深めることが目的。入場料は一般大人1,200円、高校生600円、中学生以下は無料だ。
ウポポイ祭2025では、両日ともに異なる魅力を持つイベントが展開される。12日は、難易度の高い民謡とされる「江差追分」に焦点を当て、受賞歴多数の木村香澄氏による特別ステージが開催される。アイヌ文様が使用された衣装も見どころだ。また、来場者が直接挑戦できるワークショップも用意されており、300食限定のにしん三平汁も提供されるという。
13日はアイヌ文化を体験する日として、アイヌ古式舞踊が披露される。阿寒アイヌ民族文化保存会などの協力により、伝統的なパフォーマンスを楽しむことができる。
また、開業5周年にちなんで提供される500食のチェプオハウ(魚の汁もの)も楽しめる。いずれも、相互の文化理解を深める機会となっている。
ウポポイは、アイヌ文化の復興と創造を目的として2020年に開業した。ポロト湖のほとりに立地し、五感でアイヌ文化を感じられる施設として人気を博している。国立アイヌ民族博物館や国立民族共生公園など、多様な体験型プログラムが用意されており、この祭りに参加することで、さらに深い文化交流を体験することができるだろう。
ハイウェイウォーカーの最新情報を購読しよう