小樽芸術村に新たな文化の息吹「浮世絵美術館」が7月24日に開館【札樽自動車道 小樽ICから約3km】
2025年07月08日 12時45分更新
小樽芸術村は、7月24日に「浮世絵美術館」を開館する。
この美術館は、5館目の施設として小樽市の運河に面した「浅草橋小樽運河倉庫ビル」を活用し、江戸から昭和期までの浮世絵約1,600点を収蔵する。入場料は一般1,400円となっている。
「浮世絵美術館」には、喜多川歌麿や東洲斎写楽、葛飾北斎といった江戸時代の有名絵師たちの作品が揃い、さらに大正・昭和期の川瀬巴水による新版画も展示される。開館記念展は4期に渡って開催され、初期テーマ「北斎と広重を中心に」では、葛飾北斎の《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》や歌川広重の《東海道五十三次 箱根》などが中心に紹介される。
浮世絵の魅力を深く理解できるよう、高精細なレプリカのほか、草双紙や江戸の出版事情を再現した「絵草紙屋」も展示に取り入れられた。さらに、摺りの工程を実体験できるコーナーや、浮世絵に描かれた世界での記念撮影が楽しめる「江戸ッ子ひろば」も設けられている。
開館日には旧三井銀行小樽支店にて記念講演会もあり、定員50名の先着予約制で、ニトリホールディングス顧問の樋口一貴氏が小樽芸術村の見どころを解説する予定だ。
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