高さ約2mの鳥居は1980年から寄進が始まり、現在は250基を超える。3年ほど前に木製から風雪に強い塩化ビニール製に改修を完了。ひと際鮮やかに生まれ変わった
まずは髙山稲荷神社を参拝。無数の鳥居がうねるようにつらなる美景は必見だ。昼食は十三湖まで足を延ばし、「しじみラーメン」に舌鼓。午後は文豪・太宰治の故郷である五所川原市金木町へ。生家を見学後、太宰作品にも登場する駅舎を生かした喫茶店でホッとひと息つこう。
朱色の流れが神苑に映える千本鳥居をくぐり秋絶景を満喫
髙山稲荷神社
日本海を望む高台に鎮座する地域の守り神。「まるで異世界」と話題の千本鳥居は蛇行する姿が昇竜のよう。キツネの群像も印象的だ。秋の景観に包まれ、境内の見どころを巡ろう。
角度により表情を変える千本鳥居
境内にはイチョウが点在。色付く黄葉と、鳥居やキツネ像との〝共演〞を楽しめる。11月半ばからは冬に備え、樹木を積雪や冷気から守る「冬囲い」を設置
「お稲荷さま」の使い・キツネの像が多数並ぶ
願い事を記し納める「朱の鳥居絵馬」¥1,200。持ち帰りも可
「キツネ水琴鈴守」「心願成就まもり」各¥800。御朱印は「季節限定御朱印」¥1,000など種類豊富
電話：0173･56･2015
参拝時間：7：00～17：00、授与所8：30～16：30 ※季節による変動あり
定休日：なし
拝観料：拝観無料
駐車場：80台（無料）
発祥店で味わう奥深いおいしさ ご当地グルメ「しじみラーメン」
和歌山 十三湖本店
シジミの名産地・十三湖のほとりに立つ老舗。地元名物「しじみラーメン」は現店主が1982年に完成・普及させた。シジミのエキスが凝縮し旨味濃厚なスープと中細縮れ麺がよく合う。
「特製しじみラーメン（大貝）」¥1,200は身が大粒のシジミがたっぷり。店主が五感を駆使して厳選し、競りで仕入れた旬のシジミと青森県三厩湾の昆布をダシに使用
十三湖を眺めながら食事できる
シジミの旨味に山菜のミズやマイタケの食感が加わった「しじみバター炒め」¥950
店主の父が1974年に開業。店名は先祖の故郷・和歌山に由来
電話：0173･62･2357
営業時間：10：00～16：00（LO15：30）
定休日：毎年12/31・1/1
席数：78席※予約制の大広間あり 禁煙
駐車場：30台（無料）
太宰治が生まれ育った大豪邸 展示資料には原稿や初版本も
太宰治記念館「斜陽館」
「斜陽」ほか、名作を多数残した作家・太宰治の生家で、太宰の愛用品などの資料を展示。太宰の父が1907年に大金を投じて建てた貴重な木造建築で、和洋の意匠なども見どころ。
敷地面積約680坪、ヒバ材を贅沢に使った全19室の豪邸
建物は明治期の近代和風建築として価値が高い。国指定重要文化財
太宰愛用品と同デザインのマントでコスプレ（無料）。文豪になりきろう
太宰作品の初版本の表紙デザインを印刷したファイル（左）とノート（右）各¥440
電話：0173･53･2020
開館時間：9：00～17：00（最終入館16：30）
定休日：毎年12/29
入館料：大人¥600、高校生・大学生¥400、小・中学生¥250 ※津軽三味線会館との共通券や購入から1年間有効のパスポートあり
駐車場：50台（無料）
旅情を感じる昭和レトロな旧駅舎 名物コーヒーで癒しのひと時を
赤い屋根の喫茶店「駅舎」
木のぬくもり漂う店舗は津軽鉄道・芦野公園駅旧駅舎を活用。青森県産リンゴ「ふじ」を使ったドリンクやカレーが人気だ。ジャズが流れ、古時計が時を刻む中、ゆったりくつろごう。
木製の電話や看板など、昭和初期の駅の面影が残る
リンゴの角切りと自家製ジャムを加えた「りんごジャムーン珈琲」¥550
手作りの「本日のケーキ」¥400
駅は太宰治の小説にも登場。1930年建築、国登録有形文化財。裏手を津軽鉄道が走る
芦野公園駅～津軽五所川原駅の硬券¥650
電話：0173･52･3398
営業時間：10：00～17：00（LO16：30）
定休日：㊌
席数：30席 禁煙
駐車場：8台（無料）
SA・PA によりみち
東北道 岩手山SA（下り）
岩手山を望む、北東北3県の旅の拠点。地元食材を使ったグルメやオリジナル商品など、独自の魅力あふれる逸品が豊富！
安比まいたけと八幡平マッシュルームのブラックペッパーきのこスープ￥1,080（23本入り）
八幡平市産ブランドキノコ2種を使った同SAオリジナルのスープの素。黒胡椒が香り、調味料としても◎。
高橋農園のほくほくコロッケ￥260（1個）
岩手県紫波町の「高橋農園」で生産されたねっとり食感のジャガイモ「ピルカ」を粗めにつぶし、素材の甘味を味わえるコロッケ。
販売時間／8：00～20：00
MAP：P23-D-6
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