千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館は3月7日~5月7日の期間、企画展示「いにしえが、好きっ!-近世好古図録の文化誌-」を開催する。
本企画展示の主役は、江戸後期に編纂された「聆涛閣集古帖(れいとうかくしゅうこちょう)」という図譜集。兵庫県の神戸・住吉の豪商だった吉田家が三代にわたり編纂した「図録」や「カタログ」にあたるようなもの。考古資料、文書・典籍、美術工芸品など、さまざまなジャンルにおよぶ著名な歴史資料およそ2400件が、精緻な筆致で描かれた画像の一大コレクションだ。
“図譜集で描かれたそれらの古器物は、今、どうなっているのか?”
本企画展示では、それらの原品や複製・模造品等を集め、立体的に展示することで、二次元の世界を三次元に再現することを目指すという。
また、聆涛閣集古帖を編纂した吉田家関連資料から浮かび上がる好古図譜編集の背景、吉田家旧蔵の豊かなコレクションの数々、同時代に関心が高まる正倉院宝物図とその模造製作の世界、好古家のネットワークなどに関する展示を通じて、近代的な博物館が生まれる前の「いにしえ好き」たちの歴史資料への豊かなまなざしを明らかにする。
企画展示の詳細はこちら。
いにしえが、好きっ!-近世好古図録の文化誌-
場所:国立歴史民俗博物館 企画展示室A・B(千葉県佐倉市城内町117)
期間:3月7日~5月7日
時間:9時30分~17時00分(入館は16時30分まで)
※開館日・開館時間を変更する場合がある
休館日:毎週月曜日
※5月1日は開館
※その他館内メンテナンスのため休館する場合がある
料金:一般1000円/大学生500円
※総合展示も合わせて観覧可能
※高校生以下は入館料無料
※高校生及び大学生は学生証等を提示(専門学校生など高校生及び大学生に相当する生徒、学生も同様)
※障がい者手帳等保持者は手帳等提示により、介助者と共に入館料無料
※半券の提示で、当日に限りくらしの植物苑に入場可能。また、植物苑の半券の提示で、当日に限り博物館の入館料が割引になる
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行なわれている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。 またお出かけの際は、手洗いやマスクの着用、咳エチケットなどの感染拡大の防止に充分ご協力いただくようお願いいたします。
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