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江戸庶民に親しまれた「大津絵」の魅力 那珂川町馬頭広重美術館にて「旅する大津絵展-かわいい!たのしい!江戸庶民の人気みやげ-」7月8日~8月20日開催【東北自動車道 矢板ICから約28km】

2023年06月05日 16時20分更新

 栃木県那須郡の「那珂川町馬頭広重美術館」は7月8日~8月20日、「旅する大津絵展-かわいい!たのしい!江戸庶民の人気みやげ-」を開催する。

 大津宿は東海道を江戸から京へ行く際の最後の宿場。現在の滋賀県大津市周辺にあたる。琵琶湖のほとりに位置し、港町の機能をあわせ持っていた大津は陸路と水路で多くの人やモノが集まり、交通の要衝として東海道の宿場の中でも最大の規模を誇った。大津絵はそんな大津宿周辺で描かれ、神仏画や美人画、鬼や動物を滑稽に描いた風刺画など画題は多岐にわたり、土産物として、時に護符として、旅人達の人気を集めた。江戸時代の庶民にとって浮世絵に並ぶ身近な絵画作品で、明治以降は国内外の画家や著名人により収集の対象となっていった。

 愛嬌のあるユーモラスな姿で描かれた美人や鬼、動物などの姿は現代の私たちが見ても楽しめるものばかり。同館で大津絵を展示するのは今回が初。江戸時代初期から後期まで全37点の大津絵を展示する。また、同館所蔵品「青木コレクション」の中には大津絵の影響を受けた作品もあり、同館所蔵品を大津絵との関連という観点から紹介。

 7月8日には学芸員によるミュージアムトークを実施するほか、7月16日には講演会、8月12日には学芸員講座も開催。

旅する大津絵展-かわいい!たのしい!江戸庶民の人気みやげ-
会期:7月8日〜8月20日
休館日:月曜日(祝日は開館)、祝日の翌日
開館時間:9時30分から17時まで(入館は16時30分まで)
入館料:大人700円(630円)/高大生400円(360円)
※()は20名以上の団体料金。
※中学生以下は無料
※障がい者手帳等を持つ人・付き添1名は半額。
イベント情報:http://www.hiroshige.bato.tochigi.jp/archives/exhibition/2284

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行なわれている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。
またお出かけの際は、手洗いやマスクの着用、咳エチケットなどの感染拡大の防止に充分ご協力いただくようお願いいたします。

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