長野県 北野美術館にて「夏の色ー青と緑の美しさを楽しむー」8月20日まで開催中【上信越自動車道 須坂長野東ICから約3km】

　長野県の北野美術館は8月20日まで、「夏の色ー青と緑の美しさを楽しむー」を開催する。

　夏の季節感を楽しめる日本画を中心に展観する。夏の風物を描いた日本画には、新緑の山木、朝顔や菖蒲の花々、海や川、突き抜けるような青空、あるいは人物がまとう衣装など、青や緑に彩られる画面が多いが、これらの青（群青・ぐんじょう）、緑（緑青・ろくしょう）などの日本画に使われる「天然岩絵具」（天然のほか人工的につくられた「新岩絵具」「合成岩絵具」がある）は鉱物を砕いて作られており、およそ1300年もの昔から継承されてきた伝統的な天然色料。

　いにしえから使われてきた天然岩絵具や新たに作られた岩絵具によって彩られた色の不思議さ、美しさに、あらためて関心を寄せてほしいとしている。そのほか洋画、彫刻、展示タイトルにあわせ青や緑の綺麗な工芸作品も展示。涼やかな色彩の妙を楽しめる。
 

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