茨城県近代美術館は7月7日まで、「石岡瑛子I(アイ)デザイン」展を開催中。
石岡瑛子(1938-2012)はデザイナー/アートディレクター。1961年に資生堂宣伝部に入社し、前田美波里を起用したポスターなどで頭角を現し独立。70年代にはパルコ、角川文庫など、時代を揺るがす数々のキャンペーン、ファッションショーの演出、書籍デザイン等を手がける。80年代初頭に活動の拠点をニューヨークに移し、以降は美術や衣装デザインなど、さらにボーダーレスに仕事の領域を広げ、舞台「M.バタフライ」でニューヨーク批評家協会賞、アルバム「TUTU」でグラミー賞、映画「ドラキュラ」でアカデミー賞を受賞するなど世界的評価を獲得。作品集に「EIKO BY EIKO」「EIKO ON STAGE」、著作に「私デザイン」他がある。
石岡瑛子Iデザイン展は、公益財団法人DNP文化振興財団とDNPアートコミュニケーションズが企画・運営に協力し、全国の美術館5館と連携して2023年から開催している巡回展の第2回会場。巡回展では、gggと京都dddギャラリーでの石岡瑛子展の監修者3名(石岡怜子氏、河尻亨一氏、永井裕明氏)が引き続き監修を担当し、両ギャラリーの展示コンセプトをベースに、各美術館の特徴を活かした内容としている。
アートディレクターの企画展は茨城県近代美術館で初めての試みとなり、資生堂やPARCOの広告等、石岡氏の前半期の代表作を中心に、同氏が飽くなき情熱を刻み込んだおよそ500点を公開する。
石岡瑛子Iデザイン
会期 : ~7月7日
主催・会場 : 茨城県近代美術館(茨城県水戸市千波町東久保666-1)
イベント情報:https://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/viewer/info.html?id=322
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