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北海道屈指の紅葉名所へ 秋を楽しむ道南ドライブ

2023年09月20日 21時00分更新

 迫力ある景勝が広がる活火山や自然豊かな国定公園で、秋の絶景を満喫する行楽ドライブへ。港町の新鮮魚介が味わえるレストランや国宝を展示する博物館など、魅力的なスポットが充実!

紅葉を楽しみながら秋の道南をぐるり!

 今回は、北海道らしい雄大な紅葉スポットを巡るドライブルートをご紹介。まずは函館空港ICから津軽海峡を車窓に走らせ、活火山の「恵山」へ。噴煙立ち上がる山肌と紅葉の景勝を楽しんだら、昼食は「寿しレストラン ひでちゃん鮨」で、地元魚介の海鮮ちらしを堪能しよう。食後は「函館市縄文文化交流センター」に立ち寄って、国宝の中空土偶など貴重な出土品を鑑賞。続いて大沼方面へ向かい、湖畔の森に抱かれた「三月の羊」で無添加の焼き菓子やオーガニックコーヒーを味わおう。最後は「大沼国定公園」で、色付いた湖畔の木々が織りなす絶景を堪能して帰路へ。

迫力ある活火山を彩る色彩豊かな紅葉の木々
恵山

道立自然公園に指定されており、岬眺望コースや恵山展望台コースなど散策路も整備されている

 亀田半島の東端にある、標高618mの活火山。標高約300mの火口原駐車場まで車でアクセスでき、間近から噴煙を上げる荒々しい山肌を眺められる。ツツジの名所として有名だが、山腹を華やかに染める紅葉も美しい。

赤茶けた山肌から噴煙が立ち上る

山頂部分を縁取るように紅葉の森が広がる

火口原駐車場の手前にある海峡展望台。晴れた日には下北半島まで望める

住所:函館市柏野町
電話:0138-85-2336(函館市恵山支所産業建設課)
営業時間:ゲート開門6時~18時(天候により変動あり)。降雪時などは閉鎖の場合あり
※12~4月中旬は冬季閉鎖
料金:見学自由
駐車場:100台(無料)

種類豊富なメニューはどれも大満足の味とボリューム
寿しレストラン ひでちゃん鮨

とろけるような地元産マグロや甘エビ、ハマチ、ウニなど14種類ほどのネタがのる「海鮮ちらし」(2400円)

 地元産ネタのにぎりや海鮮ちらしをはじめ、ハンバーグやカレー、ラーメン、丼物など幅広い客層に対応する多彩なメニューを用意。カツ丼やそばなど食べ応え満点のセットも充実している。

座敷席のほかテーブル席もある。2Fには要予約の大広間も

開店から43年。地元客に愛されている老舗だ

「寿しそばセット」(1450円)。そばはうどんに変更可

ホタテやイカなどの魚介の旨味が効いた「海鮮あんかけ焼きそば」(1000円)

住所:函館市川汲町1423-1
電話:0138-25-5985
営業時間:11時~14時(L.O)、16時~20時(L.O19時30分) 定休日:水、木
席数:44席(禁煙)
駐車場:20台(無料)

見応えある展示と貴重な出土品で縄文の人々の暮らしや精神文化を実感
函館市縄文文化交流センター

1975年に、農作業中の主婦によって発見された「中空土偶」を常設展示。精巧なつくりとどこかユーモラスな表情に目を奪われる

 世界遺産の「史跡 大船遺跡」「史跡 垣ノ島遺跡」など南茅部地区の縄文遺跡で出土した、土器や石器などを展示。国宝「中空土偶」や足形付土板といった遺物から、縄文文化の豊かさを感じられる。

史跡 垣ノ島遺跡で出土した「赤漆塗り注口土器」(複製)

国道278号バイパス沿いに立つ。史跡 垣ノ島遺跡に隣接し、遺跡見学も楽しめる

縄文人の暮らしぶりがわかる道具類や交易品などがずらり

足形付土板は、亡くなった子供の形見として足形を写し取り、親が亡くなった時に副葬したという説がある

住所:函館市臼尻町551-1
電話:0138-25-2030
営業時間:9時~17時(11~3月は16時30分まで) 定休日:月曜(祝日の場合は翌日)、毎月最終金曜
入館料:一般300円、学生・生徒・児童150円、未就学児無料ほか
駐車場:33台(無料)

大沼の自然を感じながら体と心に優しい焼き菓子を
三月の羊

「羊ショートブレッド」(1枚/165円)など。「クッキーセット」(右奥/565円)はおみやげに◎

 道産小麦の七飯産の果物を使い、無添加で丁寧に作る焼き菓子とパンを販売。ギャラリーでもある店内では、旬の果物の自家製タルトやフェアトレードにオーガニックコーヒーが味わえる。全メニューテイクアウトOK。

店内で絵本作家の原画展などを開催

大沼の森に包まれるように立つ

パンや少量生産で、卵・乳製品不使用

「北海道産クリームチーズと有機レモン果汁のチーズケーキ」(360円)と「コーヒー」(420円)

住所:七飯町上軍川9-11
電話:0138-67-2077
営業時間:10時~16時(カフェLO15時40分)
定休日:月、火、水曜
    ※店舗は12~3月休業。通信販売は通年営業
席数:9席(禁煙)
駐車場:5台(無料)

湖沼と秀峰が織り成す情緒たっぷりの紅葉を堪能
大沼国定公園

例年10月中旬から色付きはじめ、11月上旬ごろまで紅葉風景が楽しめる

 約9000haに及ぶ国定公園で、道南エリアでも指折りの紅葉名所。大小126の小島が浮かぶ大沼や小沼、蓴菜沼の一帯が見事に色付き、奥にそびえる北海道駒ヶ岳と共に絵画のような景観を作り出す。

公園広場と西大島、東大島をつなぐ所要約15分の散策路「大島の路」

小沼の湖畔を巡る散策路「夕日の道」。紅葉のじゅうたんの上をのんびり歩こう

水面に色付いた木々が映り込む

紅葉シーズンの終盤には、タイミング次第で冠雪の北海道駒ヶ岳と紅葉の両方が見られるかも

住所:七飯町大沼
電話:0138-67-3020(七飯大沼国際観光コンベンション協会)
営業時間:見学自由
席数:260台(無料)
   ※24年度以降は有料化の場合あり

※消費税率引き上げおよび軽減税率制度の導入に伴い、持ち帰ることも店内で飲食するこtも可能な商品は、「店内飲食」「持ち帰り」のいずれかで税率が異なります。詳しくは現地スタッフへお尋ねください。
※掲載の情報は2023年8月時点のものです。メニュー・商品の内容や取り扱いに変更がある場合があります。

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