Highway Walker

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銘柄地鶏の旨味が“鶏(トリ)プル”で 押し寄せるつけ汁うどん

彩の国タマシャモの鶏塩つけ汁うどん

年間1,000軒を食べ歩く“食の伝道師”フォーリンデブはっしー(橋本陽)さんが、NEXCO東日本管内のSA・PAを旅して、ご当地グルメやワンハンドフードを味わい尽くします。いまやハイウェイめしは名店に勝るとも劣らないおいしさにレベルアップ。休憩利用で立ち寄るだけなんてもったいない。魅惑の“推しめし”をご紹介します。第3回は関越道(埼玉・群馬)にある4つのSA・PAを巡りました。

第3回 三芳PA(下り)⇒高坂SA(下り)⇒高坂SA(上り)⇒上里SA(下り)

三芳PA(下り)

三芳PA(下り)に着いたはっしーさん

第3回のまんぷく旅は、関越道の玄関口に位置する三芳PA(下り)から。ガソリンスタンドもありSA並みの規模と機能をそろえています。「とんかつ まい泉」のカツ丼が味わえるフードコートのほか、地元狭山茶を使った「狭山茶つつみ焼き」(三芳PA限定)や東京のおみやげが豊富。三芳プレミアム牛タンカレーパンなどテイクアウトメニューも充実しています。

【イチ推しハイウェイめし】
ラーメンと融合した進化系「武蔵野うどん」

 

ゆず香る 武蔵野魚介つけうどん

ゆず香る 武蔵野魚介つけうどん ¥1,000
フードコート「麺工房」 販売時間/10:00~20:30

武蔵野地方の郷土料理・肉汁うどんとラーメンが融合。つけ汁はつけ麺の「魚介系煮干しタレ」を使い、チャーシュー、煮卵、メンマなどの具を麺にのせました。毛呂山町産の柚子の皮が風味のアクセントに。途中でラー油、お酢を入れると味変が楽しめます。

豪快にうどんを引き上げるはっしーさん

はっしー:むっちむちな麺の弾力に驚きますね! 食欲そそる程よい塩気と、鼻から抜ける地元産の小麦粉の香り。たっぷり入っているボリューム感もうれしいです。つけ麺のスープを活用しているからこそ、うどんとラーメンのイイとこどりをしたような一杯に仕上がっていますね。味変の柚子皮もさわやか!

シェフの大塚さんと話すはっしーさん

【イチ推しワンハンドフード】
モチモチ食感の「お好み焼き」をワンハンドで!

 

はしまき

はしまき ¥450
うまいもの茶屋  販売時間/平日8:30~16:00、土日祝8:00~17:00

九州・中国地方のお祭り屋台などで見かける、お好み焼きを割り箸で巻いたB級グルメ。薄く焼いた生地が一般的なはしまきですが、三芳PA(下り)のそれは厚めの生地で中はもっちもち。キャベツやネギ、紅ショウガ、天かすが入っていて、旨味の濃い地元産タカハシソースとマヨネーズがたっぷりかかっています。

オリジナルキャラの「はっしー」(右)と「まきちゃん」(左)。「同じ名前だね」とはっしーさん

はっしー:お好み焼きでもたこ焼きでもない、ねっとりトロトロな食感が個性的で、これはハマってしまいそうです! 生地のおいしさもさることながら、ウスターソースとマヨネーズと青のりという、みんな大好きな味付けもテンション上がりますね。腹持ちも良いので、時間がない時にサクッとおなかを満たせるのは良いですね。

高坂SA(下り)

外売店が充実している高坂SA(下り)

続いて訪れたのが、高坂SA(下り)。圏央道鶴ヶ島JCTから新潟方面に向かって最初のSA。高坂SA(上り)に徒歩で相互往来できるので便利。本格的な中華が楽しめるレストランや家系ラーメン、武蔵野うどんでスタミナをたっぷりつけられるフードコートのほか、埼玉・群馬・新潟のおみやげが集結した”関越ソウルフード”も魅力。キャンプ飯やグッズも充実しています。

【イチ推しハイウェイめし】
希少な深谷牛の肉感は圧巻! 豪快にかぶりつこう

深谷牛辛味噌バーガー

深谷牛辛味噌バーガー ¥1,500
フードコート「肉Lab万万」 販売時間/11:00~19:45

年間約300頭しか生産されない、希少な埼玉県深谷市産ブランド和牛「深谷牛」を使ったハンバーガー。東松山市名物の辛味噌ダレが肉の味わいを引き立てます。タレは味噌をベースにニンニク、トウガラシなどを混ぜ合わせて熟成させました。深谷ねぎのソースで味変も◎です。

「深谷牛辛味噌バーガー」で元気もりもり!

はっしー:カリッとクリスピーに焼かれたバンズからはみ出る深谷牛のパティがわんぱく♡ あえて肉々しさを全面に出した、食べ応えのある一品ですね。辛味噌がアクセントになっていて、ネギソースで味変も楽しめます。SA・PAメニューに珍しいハンバーガー。それを豪快にかぶりつくという、このレジャー感がまたいいですね。フライドポテト付きでお子さまも喜びそう。

シェフの鳥居さんと話すはっしーさん

【イチ推しワンハンドフード】
ホクホクのジャガイモに甘辛い味噌がたっぷり!

味噌ポテト

味噌ポテト ¥600
さいたま旅メシ(外売店) 販売時間/8:00~17:00

ふかしたジャガイモを天ぷらにして、甘めの味噌ダレをたっぷりかけた埼玉県秩父地方の名物B級グルメ。古くから秩父地方の定番おやつとして親しまれていた郷土料理です。ホクホクなジャガイモと甘い味噌ダレが絶妙にからみ合い、何個でもいけちゃいます。

味噌ポテトを食べるはっしーさん

はっしー:外はカリッと中はトロッと。揚げたジャガイモの食感が楽しいですね。味噌ダレをかけるというのがおもしろくて、味噌に甘味とほのかな酸味があるので、フライドポテトとの意外な相性の良さにも驚かされました。一口サイズなので、気軽につまみたくなる。SAでテイクアウトして車中でつまめば、揚げものだけに、気分もアゲアゲに↗↗。

高坂SA(上り)

高坂SA(下り)より歩いて5分ほどで高坂SA(上り)に到着

上下線で行き来できるのがポイント。埼玉県のほぼ中央・東松山市にある関越道(上り)最後のSAです。豊かな自然に恵まれ、一般道からも施設を利用できます。秩父味噌ラーメンやコーヒー専門店など飲食が充実していますが、特筆すべきは群馬、新潟、長野など周辺エリアの商品が豊富にそろうショッピングコーナー。地元埼玉の企業と組んだオリジナル商品も自信作です。

【イチ推しハイウェイめし】
コクと旨味の豊かな軍鶏を使った武蔵野うどん

彩の国タマシャモの鶏塩つけ汁うどん

彩の国タマシャモの鶏塩つけ汁うどん ¥1,500
フードコート「道なか食堂げんき」 販売時間/24時間

埼玉県の銘柄地鶏「彩の国地鶏タマシャモ」をじっくり低温調理。鶏チャーシュー2種入りのつけ汁は「彩の国地鶏タマシャモ」のコクと旨味が染みわたり、喉越しなめらかな武蔵野うどんと絶妙に合います。川越市産「小江戸黒豚」を使った角煮のミニ丼、地元・毛呂山町の「桂木ゆず」の薬味が付き、埼玉のおいしさをギュッと凝縮したメニューです。

鶏塩つけ汁のおいしさに驚くはっしーさん

はっしー:「彩の国地鶏タマシャモ」の旨味がじんわりと染み出た、塩味のつけ汁のおいしさにビックリ! この極上スープを、つるんとなめらかな平打ちうどんがたっぷりまとってくれます。弾力のあるシャモを約3、4時間かけてしっとりと柔らかくなるまで低温調理した2種の鶏チャーシュー(もも肉と胸肉)からもシャモの旨味があふれ出ています。鶏スープ・鶏もも肉・鶏胸肉で、まさに3つの“鶏(トリ)プル”な味わい!

厨房で千田料理長と話すはっしーさん

【イチ推しワンハンドフード】
累計30万個突破。ちょっと贅沢なダブルクリームパン

2種のクリームが詰まったクリームパン

ダブルクリームパン ¥350
ベーカリー「Kukuru」 販売時間/7:00~21:00

創業 75 年以上の老舗・小島屋乳業製菓が本気で考えたクリームパン。乳脂肪分 47%の最上級生クリームとバニラ香るカスタードを絶妙なバランスで配合し、しっとり薄皮のパン生地にたっぷり入れました。クリームが濃厚で、クセになる食感。毎月 1万個以上、多いときは 1 日 1,000 個も売れる高坂 SA (上り)限定の自慢の商品です。

ぎっしり詰まったダブルクリームにうっとりとするはっしーさん

はっしー:店内で焼き上げたフワフワな生地の中に、なめらかなカスタードと生クリームがパンパンに! 口の中に広がるリッチな味わいがたまりません。2つのクリームのダブルなおいしさが、まさにデブリシャスならぬ、“ダブリシャス”!  薄皮のパン生地もふわっと広がるバターの良い香り。その場で食べるのはもちろん、おみやげに買って配りたくなりますね。

上里SA(下り)

上里SA(下り)に着いたはっしーさん

埼玉県の最北端。東京・練馬から約75㎞、上信越道分岐の手前の位置にあって、ファーストブレイクに利用される上里SA(下り)。地産地消に取り組んださまざまな商品を開発。ご当地ブランドの姫豚や野菜、名産の上里小麦を使用した上里ならではのメニューやおみやげを取りそろえています。ふわふわ卵がはさまれた「たまごコッペ」などワンハンドフードも人気。

【イチ推しハイウェイめし】
姫豚旨煮丼

大判で肉厚の肩ロースが目をひく姫豚旨煮丼

姫豚旨煮丼 ¥1,200
フードコート「姫軒」 販売時間/24時間

きめ細かい肉質となめらかな赤身、あっさりとした脂が特徴の地元・神川町産のブランド豚「姫豚」の肩ロースを使用。何度も試作を重ねた醤油ベースの特製タレで、肉が柔らかくなるまでじっくりと煮込みました。大判肉厚の旨煮は口の中でほどける柔らかさ。白いご飯との相性も抜群です。お味噌汁付き。

旨煮を手に目を輝かせるはっしーさん

はっしー:角煮(旨煮)には豚バラの部位を使うお店が多い中、あえての肩ロース。良い意味で肉々しく、こんなにも大判。それが約2時間じっくり煮込まれているので、ほろっと口の中でほどけるやわらかさになっているのは新食感ですね。よく「ローマは一日にして成らず」と言いますが、まさにこれは「ロースは一日にして成らず」と言えるような、長い月日をかけて開発されたメニューのように感じます。甘辛いタレもごはんが進む味わいです!

シェフの町田さんと話すはっしーさん

【イチ推しワンハンドフード】
芋あんと生クリームをふわふわ生地でサンドしたどらやき

芋あんにサツマイモの食感を残したどらやき

いもどら ¥320
テイクアウトコーナー「いもさと」 販売時間/平日8:00~17:00、土日祝7:00~17:00

白あんとサツマイモがベースの芋あんと生クリームをふわふわの生地でサンド。上里SA(下り)限定のどらやき。芋あんにサツマイモの食感を残すことで芋をしっかりと感じられる。コロンとした形や焼き印など、視覚的にもかわいらしく、上品で楽しめます。

芋スイーツ専門店「いもさと」で食べるはっしーさん

はっしー:なめらかで上品な甘さの芋あんは、少し粗めにつぶされたサツマイモの食感も活きていて、サツマイモの主役感がすごい。しっとりとした生地と、クリーミーでとろける生クリームも一緒に合わさることで、どらやきとしての完成度を高めています。いもどらで旅の疲れを癒して“いーもん”食べたなと感じてほしいですね。形もかわいくて、手土産にもしたくなるような一品ですね。

フォーリンデブはっしー(橋本陽)

グルメエンターテイナー。NEXCO東日本ハイウェイめしアンバサダー。今までに全国10,000軒以上のお店を訪問。食で日本を元気にするため、総務省の地域力創造アドバイザーや農水省の国産食材アンバサダーも務めている。グルメに特化したInstagramはフォロワー数が約30万人。各種メディアをはじめ幅広く活躍している。

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