美しい風景と詩人の視点で楽しむ「ザボンの月」

種差海岸で世界最大級のお月見会開催【東北自動車道 種差海岸階上岳ICから約6km】

種差海岸の月の道の（イメージ）

　11月1日と2日、青森県八戸市の種差海岸で世界最大級のお月見会「ザボンの月を鑑賞」が開催される。このイベントは種差天然芝生地で行われ、昼間とは異なる月夜の風景を楽しむことができる。参加には500円の料金が必要で、事前申し込みが必要。

　詩人の草野心平が作品「種差海岸」で「ザボン（柑橘類の一種で文旦の別名）のやうな満月」と称した種差海岸の美しい月を鑑賞するユニークなイベント。11月1日は16:00から18:00まで、11月2日には16:30から18:30まで、種差観光協会の柳沢会長の解説付きで楽しむことができる。また、グラミー賞受賞者であるデビッド・マシューズによるジャズ演奏も行われる。

デビッド・マシューズ氏(photo by Takao Ogata)

　種差地域の飲食店も出店し、地元の味覚を満喫しながら月見を楽しめる。太平洋に面する名勝地である種差海岸は多くの植物が生息し、平成25年には三陸復興国立公園に指定されている。