酒田の商人たちが楽しんだひな祭りを見に行こう！ 酒田市立資料館「雛と風流の世界－酒田商人のたしなみ－」2月26日～4月4日開催【日本海東北自動車道 酒田中央ICより車で約4km】

　酒田市立資料館は2月26日～4月4日、「雛と風流の世界－酒田商人のたしなみ－」を開催する。

　河村瑞賢によって西廻り航路が整備されると酒田港には津々浦々の品が入ってくるようになり、商売が繁盛して富を蓄えた酒田商人たちは、江戸や上方の品物や文化を受け入れて、雅で風流な趣味を楽しみ発展させてきました。俳諧、茶の湯、生け花などは旦那衆に人気のたしなみとなっていた。

　雛人形もまた酒田商人が買い求め、現在まで受け継がれている品。豪商たちが軒を連ねていたころ、庶民たちは商家に飾られる贅を尽くした雛人形を見て回りました。財力のある商人が多くいた酒田らしい風習、「雛めぐり」として日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間～北前船寄港地・船主集落～」の構成文化財になっている。

　毎年恒例の享保雛（資料館寄託）、古今雛、芥子雛などの雛とともに、今年は風流な趣味にちなんだ品々を展示する。

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