新潟県南魚沼市のトミオカホワイト美術館では7月18日まで、「富岡惣一郎『白の軌跡』」を開催している。
雪の美しさに魅了された富岡惣一郎は、理想とする白絵の具をもとめ研究を開始し、1962年に「トミオカホワイト」を完成させる。この白油絵の具で描いた作品は、同年、第5回現代日本美術展で第1回コンクール賞を受賞、翌年には第7回サンパウロ国際ビエンナーレ展に出品した《永遠の流れ》が近代美術館賞を受賞し、国内外で評価を受けた。
これを機に画家一本で歩む決心をし、1965年に渡米。当時、美術の中心地であったニューヨークで7年半の作家生活を送り、世界的な美術評論家ゴードン・ワッシュバーンから指導を受けたという。
本展では、初期の抽象的な作品から渡米時代、帰国後に巡礼した雪国、鳥の目となり上空から捉えた景色、色彩を取り入れた花火など制作年代順に「白の軌跡」を辿る。
富岡惣一郎「白の軌跡」
期間:7月18日まで入館料:一般 500円(400円)、小中高校生 250円(200円)
※( )内は20名以上
休館日:毎週水曜日(ただし5月3日は開館)
開館時間 9時~17時(入館は16時30分まで)
南魚沼市民招待日:毎月8の付く日(8日・18日・28日)
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行なわれている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。 またお出かけの際は、手洗いやマスクの着用、咳エチケットなどの感染拡大の防止に充分ご協力いただくようお願いいたします。
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