人間の内面に向き合い、その苦悶を人物像に投影した作品群を鑑賞！ 鶴岡アートフォーラム特別展覧会「鴨居玲 私の話を聞いてくれ」4月16日～5月29日開催【日本海東北自動車道 鶴岡西ICより車で約7km】

　鶴岡アートフォーラムでは4月16日～5月29日、特別展覧会「鴨居玲 私の話を聞いてくれ」を開催する。

　鴨居玲は1928（昭和3）年に石川県金沢市生まれ。金沢美術工芸専門学校（現、金沢美術工芸大学）在学中の1948（昭和23）年に石川県現代美術展で県知事賞を受賞し、同年、二紀展に初入選して同展に出品を続ける。1959（昭和34）年には初めてヨーロッパに渡り、その後単身でブラジルやボリビア、ペルーを放浪し、再びヨーロッパに戻るなど、海外を渡り歩き、1967（昭和42）年、帰国して再び二紀展に出品すると、翌年には会員に推挙され、1969（昭和44）年に昭和会賞と安井賞を受賞して画壇に認められる。

　本展覧会では、代表作《自画像（絶筆）》をはじめとする自画像や、酔っ払い、老婆など、人間の内面に向き合いその苦悶を人物像に投影した油彩画やスケッチなど、日動美術財団が所蔵する鴨居玲の作品と資料、およそ100点を紹介。4月24日／5月8日／5月15日には学芸員により作品解説を開催するほか、5月15日／5月22日／5月29日には初心者を対象として油絵美術講座を実施する。

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