愛知県出身の“ゆみちぃ”こと寺坂ユミさんは、お出かけが大好き。そんな彼女に「東日本日帰り旅」を満喫してもらうという当企画。第1回は、紅葉に萌える千葉で燃える麺をいただく「ゆみちぃの身も心も赤く染める旅」です!
ゆみちぃ、高速道路で東日本日帰り旅をする
まずは、本連載の主人公である寺坂ユミさんについてご紹介しましょう。寺坂さんは、数多くのアニメに楽曲提供するアイドルユニット「純情のアフィリア」の10期生。ファンからは“ゆみちぃ”の愛称でファンから親しまれています。本稿では以後、彼女のことをゆみちぃでお呼びしたいと思います。
ゆみちぃのところに、なぜかウェブサイト「ASCII.jp」から「自動車の試乗体験をしませんか?」との打診があったのは、今から約2年前の春のこと。企画は当初1度きりの予定だったのですが、ASCII.jp自動車部を立ち上げ、好評により回を重ねて現在に至ります。なお、ゆみちぃはASCII.jp自動車部部長です。
ASCII.jp自動車部がハイウェイウォーカーに出張!
そんな連載を見た同じ角川アスキー総合研究所のハイウェイウォーカー編集部から「クルマに乗るならドライブ記事やりません?」とのオファーがあり、「愛知県出身の寺坂ユミさんが、東日本の色々な場所を巡る発見の旅をする」という連載が立ち上がったのでした。
なお、取材班はゆみちぃのほか、ASCII.jpから担当編集Sと、ライター兼カメラマン兼雑用係K(元Walker系編集者)といういつものメンバーと、ハイウェイウォーカーからSNS担当のMが加わり計4名のパーティーになりました。
なぜSNS担当が加わったのかというと、いつもは編集SやライターKが取材時の様子を適当に投稿していましたが、この連載ではハイウェイウォーカーのアカウントでオフショットなどを発信していくから。なので、ぜひハイウェイウォーカーのXをフォローしてくださいね(→@Highway_Walker)
海ほたるで休憩中に海鮮丼を食べる
こうして、とある日の午前9時。ゆみちぃを含めた取材陣は、都内某所のASCII.jp編集部に集合。挨拶もソコソコに、一路千葉へと向かいます。お財布はSが握り、Kはカメラを握り、MはSNS用のスマホを握りしめます。そして、ゆみちぃが握るのはステアリング。「え? 私が運転するんですか?」と、驚いた表情をみせます。はい、クルマの試乗記も兼ねていますからね(クルマのレビューはASCII.jpにて掲載予定)。
今回の日帰り旅は、東京湾アクアラインで木更津方面へ向かい、圏央道・市原鶴舞ICで降りて一般道で秋色に染まる養老渓谷へ。その後、勝浦方面に足を延ばして名物「勝浦タンタンメン」を堪能するという150km旅。日帰りにはちょうどよいルートではないでしょうか?
ですが早々に「朝ごはん食べてないんですよねー」と空腹を訴える、運転担当のゆみちぃ。「海ほたるは、小型車に空きがあるって表示されてますよ!」と、トンネル内の電光掲示板を見た彼女の気持ちとクルマは、海ほたるパーキングエリアへ。
海ほたるは映えスポットから足湯までなんでもある
幅は約100m、全長約650mで5階建ての休憩施設「海ほたるパーキングエリア」は、昨年25周年を迎えた今もなお、思わず立ち寄ってしまう人気のスポットです。その魅力は何といっても、太平洋を一望できる絶好のロケーションと、美味しいグルメ!
「わーい、海だー!」と喜ぶゆみちぃ。好天だったこともあり、SNS担当のMも、撮影係兼書記のKも映えな写真撮りに夢中です。
#アクアライン を通り、#海ほたるPA に到着しました🚙🚙
— ハイウェイウォーカー【公式】 (@Highway_Walker) November 22, 2023
雲ひとつない青空にルンルンなゆみちぃ! pic.twitter.com/6IytkiQQOf
終始ゴキゲンのゆみちぃは、Mが向けたカメラに、笑顔でダブルピースです!
ということで、まずは映えスポットから。1階にある巨大モニュメント「カッターフェイス」は、海底トンネルの掘削に使用したシールドマシンのカッターの実物を、そのままモニュメントとしたもの。14.14mのカッターフェイスは当時世界最大規模で、その大きさに一同は言葉を失いました。夕暮れ時に訪れると映え写真が撮れそうです。
続いて4階の木更津側へ。景観のよい場所でよく見かける「幸せの鐘」が設置されています。アクアブリッジと海を見ながら鐘を鳴らせば、永遠の愛が約束できたようなもの。パートナーとの思い出写真にピッタリ!
4階には「足ゆ」も用意されています。しかも、入湯料は無料なのがうれしいところです。タオルも販売されているので、手ぶらで来ても大丈夫。サウナ好きのゆみちぃに湯加減を尋ねると「ちょうどよいですね」と太鼓判。
ちなみに泉質は「ただのお湯」なのだそうですが、「クルマの運転って、足を使いますからうれしいサービスですね!」とニッコリ。営業時間は、平日が8:00~19:00、土日祝が8:00~21:00とのことでした。
一通り写真を撮り終わったところで、お昼ご飯。5階のフードコート「マリンコート」内で「ち~ば丼」の看板メニュー「これぞ・ち~ば丼」(1580円)をいただくことにしましょう。だし巻き玉子やサンガフライ(アジのなめろうフライ)・煮アサリ・炙りキンメダイ漬けなどが、ご飯の上にたっぷり乗った贅沢な丼です。
お昼は #海ほたるPA で人気の「これぞ・ち~ば丼」を。
— ハイウェイウォーカー【公式】 (@Highway_Walker) November 22, 2023
ぺろりと完食したゆみちぃから一言!
「具沢山で本当に美味しかった~✨特にサンガフライ(なめろうのフライ)が最高♪」 pic.twitter.com/oKnvlXGKMc
ゆみちぃ的には揚げたてサクサク、南房総の名物サンガフライがお気に入りのようで、あっという間に食べてしまいました。
「ごはんの後はデザートです! 高速道路の休憩施設といったら、ソフトクリーム!」ということで、4階のIDEBOK Sweets Caféで、海ほたる店限定の「珈琲ドルチェ」(650円)を注文。ちょっぴり苦いコーヒーゼリーにジャージー牛乳を加え、搾りたて牛乳70%以上使用した濃厚なソフトクリームを乗せた贅沢なスイーツです。「うまー!」とペロリと食べてしまうゆみちぃでした。
SA・PAといえばソフトクリームでしょ!✨と目を輝かせるゆみちぃ。まだ食べられるの!?
— ハイウェイウォーカー【公式】 (@Highway_Walker) November 22, 2023
こちらは #海ほたるPA 限定のIDEBOK Sweets Cafeの珈琲ドルチェ~🍦✨ pic.twitter.com/apI8rR7eOb
そんな彼女の食欲に、SNS担当Mは驚きの表情。思わずXに投稿してしまいました。
せっかくだから、お土産も買っていきましょう! というわけで、同じく4階にあるウミナカプラザで物色。気になるお土産の内容は、読者プレゼントという形で皆様へ。何を選んだのかは、この記事の最後にて。
こうして、海ほたるを満喫したゆみちぃと愉快な仲間たち。気づけば3時間も滞在してしまいました。海ほたるはUターンできることから、施設目当てのドライブをされる方がいらっしゃるというのも納得です。「もうお腹いっぱい! じゃあ帰りましょうかね」という、ゆみちぃをクルマに乗せて、いざ養老渓谷へ。
今月のドライブで聞きたいこの1曲
星座になれたら/結束バンド:最近ハマってるアニメの曲で、ノリやすくて星見に行きたいなーって気持ちになるから、ドライブにぴったりだと思いました!(寺坂ユミ)
ゆみちぃ、養老渓谷の紅葉に萌える
東京湾アクアライン連絡道(CA)を通り、木更津JCTを直進。首都圏中央連絡自動車道(圏央道・C4)の市原鶴舞ICで高速を降ります。一般道を南下し、色づいた木々を眺めながら約1時間、のんびりと峠道を走らせます。
着いた先は、養老渓谷随一の景観が眼前に広がる粟又の滝展望台。モミジやウルシ、クヌギやナラなどが彩られた木々の間から、粟又の滝の姿が見えます。この滝は、長さ約100mにわたって滑り台のような緩やかな岩肌に水が流れ落ちる、房総一の名瀑布なのだとか。
養老渓谷の一部は2023年9月に上陸した台風13号の被害を受けて立ち入りできない場所がありますが、粟又の滝周辺は降りることができるようになりました。ですが、展望台から粟又の滝まではかなり距離があるため、時間の都合上、今回はここまで。それでも「東京から2時間とかからずに、こんな綺麗な景色が見られるとは思いませんでした。すごい!」とゆみちぃは感動しっぱなしです。
千葉の紅葉の名所!#養老渓谷 へ到着~🍁
— ハイウェイウォーカー【公式】 (@Highway_Walker) November 22, 2023
ドライブ中、紅葉しているか内心ドキドキでしたが、無事色づいてました!
真っ赤なもみじとゆみちぃ。映えます。 pic.twitter.com/8Wo8EkS3r6
SNS担当Mも、Xにゆみちぃと紅葉をパチリ。Kも負けずとパチリ。傍からみたら、撮影会をしているのでは? と思われそう。紅葉に萌える山々と、萌えなアイドル。いい組み合わせですね!
今月のドライブカー Honda N-BOX
今回試乗したクルマは、Hondaの最新軽自動車「N-BOX」(ファッションスタイル/174万7900円・FF)。ゆみちぃのメンバーカラーであるアクアに近い、フィヨルドミスト・パール(専用色)をチョイスしてみました。
ファッションスタイルグレードは、専用色のほか、専用ホイールキャップと白のドアミラーカバーなどが装着され、かわいらしさがアップ! 「見た目がカワイイだけでなく、オシャレになっていますね。使い勝手も乗り心地もよかったです。運転支援もあるから、高速道路もラクラクです!」とのことでした。
ゆみちぃ、元祖勝浦タンタンメンに燃える
紅葉を満喫したら、ちょっとお腹が空いてきたような。粟又の滝から勝浦方面へクルマを走らせること約30分。目指すは「千葉県・三大ご当地ラーメン」のひとつ「勝浦タンタンメン」です。勝浦タンタンメンはJR勝浦駅を中心に市内に、36店舗(熱血!!勝浦タンタンメン船団・公認店)ありますが、今回は「担々麺って、ゴマとひき肉が入った麺ですか?」という愛知県民に“元祖”を味わってもらいましょう!
お邪魔したのは、勝浦タンタンメンの元祖「江ざわ」さん。お店の外からも、いい匂いが漂っています。JR勝浦駅から離れた場所にあり、近くのバス停からでも徒歩20分という立地にあります。駐車場はあるのですが、常にいっぱいといった感じです。
暖簾をくぐると、テーブル席の店内と座敷席。窓際にはカウンター席もあります。壁には芸能人のサインが飾られていたので、Kは「ゆみちぃもサインを書きましょう」と提案。「恥ずかしいです」と、断られてしまいました。
江ざわさんは1954年に創業。もともとは大衆食堂だったそうで、担々麺をメニューに加えようとしたところ、調味料(芝麻醤)が手に入らなかったことから、代わりにラー油を使った一杯を考案したのだとか。これが漁師たちに喜ばれたのだそうで、いつの間にか勝浦には、ラー油を使った担々麺のお店が多くなったのだそうです。
その後、お店は一度鴨川の方へ移転するも、再び勝浦へ。そして現在この場所で切り盛りをされています。ちなみに店主曰く、自ら勝浦タンタンメンを名乗ったことはないそうで、フードライターの方が言い出したのがきっかけなのだとか。
それでは、そんな歴史のある一杯をいただきましょう。「担々麺」(880円)は、5段階の辛さから選べます。辛い食べ物は平気だそうですが、ここは「普通」をチョイスしてみました。ちなみにお店では、「冷やし担々麺」「チャーシュー麺」など、ほかのメニューもあります。
待つこと数分で、真っ赤な一杯が丼着。鶏や豚、魚介が入った醤油ベースのスープに、炒めた玉ねぎとひき肉、そして自家製ラー油がたっぷり。上には白髪ねぎが乗り、彩りと触感のアクセントを加えています。麺は特製のストレート細麺。
「唐辛子の刺激的な辛さではなく、まろやかな辛さですね。玉ねぎの優しい甘味と白髪ねぎのスッキリとした辛味も相まって、とても奥深い1杯です」と、ゆみちぃ部長は食レポ。「担々麺というと、ゴマの印象が強いのですけれど、これはコレでアリですね!」。箸と汗が止まらないゆみちぃです。
さらに冬季限定で、もつ煮(500円)が提供されています。これをオンするのもオススメということで、Kはさっそく注文。これを担々麺と一緒にいただくことにしましょう。モツは柔らかでクセがなく、食感にアクセントが加わって、さらに奥深い1杯に。大食漢のKは、普通に1杯楽しんだ後、追い担々麺にモツを乗せてペロリ。あまりの美味しさに写真を撮ることを忘れ、途中で撮る始末です。一方、SNS担当Mは辛い食べ物が苦手らしく、途中でギブアップ。担々麺とゆみちぃの写真撮りに注力したのでした。
こうして真っ赤な千葉を堪能したゆみちぃは「すごく楽しかった!」と大満足の様子。「紅葉に癒されて、勝浦タンタンメンに充たされて、身も心も千葉を満喫しました」と、普段とは違う笑顔をみせてくれたのでした。
燃ゆる千葉ドライブ🚙🔥美味しいご飯に季節も感じられて楽しかったーー!
— ゆみちぃ( ˇωˇ ) (@129Ym_afilia) November 22, 2023
でも食べ過ぎちゃったから次はヘルシーに行きたいな🫨笑 https://t.co/xcSRKvhUqA
と思いきや「でも、サービスエリアで丼ぶりを食べた後にラーメンは……」と炭水化物過多を気にされている様子。「次回はヘルシー路線で行きましょう!」と、はやくも次の旅への提案(注文)をされていました。
さて、次はどこに行きましょうか?
今月のお会計
交通費:川崎浮島JCT~市原鶴舞IC 片道1180円(ETC2.0料金)
※休日の東京湾アクアラインは、時間帯により料金が異なります。ご注意ください。
食事代:これぞ!ちーば丼(1580円)、珈琲ドルチェ(650円)、担担麵(880円)、もつ煮(500円)
合計:5470円(交通費は往復料金)
走行距離:約200㎞(都内~元祖 勝浦式担々麺 江ざわ 往復)
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