愛知県出身でアイドルグループ「純情のアフィリア」のメンバー“ゆみちぃ”こと寺坂ユミさんは、お出かけが大好き。そんな彼女が関東をあっちこっちドライブする本企画。今回は小江戸・川越にお邪魔してきました。
今月のクルマ:メルセデス・ベンツ「EQB350 4MATIC」
今回の旅のお供として、メルセデス・ベンツのSUV型電気自動車「EQB350 4MATIC」をご用意しました。ゆみちぃ的に人生初のメルセデス。しかも、彼女が大好きなSUVスタイルの電気自動車で、なんと7人乗りです!
「電気自動車ですから、走り始めがスーッとしていて。それでいてとても静か。運転もしやすいですね。内装も上品て、気に入りました」とご満悦。この車両についてのレポートは後日ASCII.jpで掲載する予定です。
「肉汁うどんって、埼玉の名物料理なんですって!」と朝からペロリ
新緑の季節ということもあって、今回はライトグリーンの装いで爽やかイメージのゆみちぃ。いつものように編集部で集合したあと、関越自動車道を使って川越方面へと向かいます。
予定より早く着きそうなので、関越自動車道(下り線)の最初の休憩施設「三芳パーキングエリア(下り線)」に立ち寄って朝ご飯を食べることにしました。連載3回目で「Pasar 三芳(三芳パーキングエリア上り)」にお邪魔していますから、ゆみちぃは三芳パーキングエリア完全制覇です! クルマを急速充電器につなぎ、いざ店内へ。
フードコートは扇形で明るい雰囲気。どれにしようか悩んでいると「埼玉県名物 肉汁うどん」の文字が飛び込んできました。小麦の麺といえば「きしめん」という彼女。「見せてもらおうか、埼玉県の名物うどんの実力とやらを」と、オーダー開始の時間まで待つことに。
一方、同行スタッフは「おふくろカレー」を注文。ニンジンとジャガイモがゴロっと入った、家で作るカレーな感じの一品です。
肉汁うどん待ちのゆみちぃに、おふくろカレーをおすそ分け。「結構甘い味つけで給食のカレーみたいですね。ちなみに寺坂家のカレーはもっと色が茶色ですよ」と食レポ。「野菜が不足がちな人に、大きなニンジンはいいかもです!」と、おふくろのような事をおっしゃっていました。
そうこうして、埼玉県名物「肉汁うどん」が到着。埼玉県産小麦100%の麺を、醤油ベースのつけ汁でいただきます。「かなりコシが強いですね」と好食感。そして「カツオと豚バラの風味がきいた醤油のタレが、麺にマッチしていますね」と語るや、気づけば完食。ちなみにフードコートは24時間営業ですが、肉汁うどんは朝10時から販売。ラストオーダーは20時30分までとのことです。
食後は読者プレゼントのお土産探し。気になるお土産は、記事の最後でご紹介します。
美味しいものを求めて着物姿で川越をウロウロ
ゆみちぃを乗せたメルセデス・ベンツEQBは、小江戸・川越へ。江戸時代は城下町として栄えた川越は、蔵造りの商家や土蔵が立ち並ぶ町並みで人気を集めています。最近は着物に着替えての観光が人気なのだとか。ということで、ゆみちぃも着物姿に衣替えです。
お邪魔したのは「着物レンタル 梨花和服 川越店」。本川越駅東口から歩いてスグ、さらにそのまま道なりに歩くと小江戸・川越のメインストリートに行くことができる好アクセスです。近くには駐車場も多くありますので、クルマで行っても安心です。予約なしでも受け付けて下さるようですが、予約したほうが安心です。また、持ち込み着物の着付けは受け付けていません。ちなみに、お支払いは現金のみです。今回は着付けとヘアセットが一緒になった「川越着物ヘアセットプラン」(5000円~)をお願いしました。そのほかの料金などは、後述する公式サイトでご確認ください。
店内には人気のレース着物に、町並みに似合うレトロ風の柄など着物がいっぱい。その中でゆみちぃがチョイスしたのは、梨花和服オリジナル柄。着付けだけでなく、ヘアアレンジもしてもらえます(別料金)。足袋や巾着といった小物もすべてセットです。
着付けはヘアアレンジも含め30分もかからずに完了。「やっぱり気分がアガりますね。ちょっと緩めに着つけていただいたので、いっぱい美味しい物が食べられますね!」とニッコリです。ということで、梨花和服 川越店を出て10分ほどで、川越の街に到着です。それでは美味しい物を食べにGO!
古き良き川越を歩き、そして名物を食す
ちなみに食べ歩きといっても、本当に歩きながら食べるのはマナー違反です。街のあちこちにはベンチがありますので、座って食べましょう。
川越の名物は「ウナギ」と「サツマイモ」。街にはチップスやアイスなど、サツマイモを使った食べ物がとても多いのです。「どうして川越はサツマイモなのですか?」とゆみちぃ。川越は江戸時代から昭和30年頃まで、サツマイモ栽培が盛んな土地だったそうです。しかも品質が高いだけでなく、近くには荒川や入間川などの河川が多く、船を使っての輸送にも適していたとのこと。1800年代には「川越イモ」といわれ、最高級のサツマイモとして重宝されたのだとか。
お腹が空いたので、ランチがてらサツマイモを使った料理を食べることにしましょう。お邪魔したのは「浪漫茶房 右門」。川越銘菓「いも恋」を販売している菓匠のカフェです。以前、ゆみちぃはPasar三芳(上り線)でいも恋をいただき、とても気に入られていましたからね。
古民家を改装した店舗は、1階の通りに面したところがお菓子売り場と座って食べられるスペース。1階奥と2階がカフェになっています。
2階はとても趣のある雰囲気。窓の下から道行く人を見ることができます。ゆったりとした時の流れを楽しむ贅沢なひと時です。
いただいたのは、芋のおこわと煮物、けんちん汁と香の物がセットになった一番膳。芋おこわの容器の上には、花が置かれてオシャレ。「これで950円って安すぎですよ。都内なら1500円とか2000円と言われても不思議ではないです。お菓子屋さんなだけに、値付けがおかしい?」と、大きな目を見開きます。
まずはけんちん汁をいただいたゆみちぃ。「優しい味わいですね。ホッとします」と語ると、芋おこわに。「もち米のご飯に適度な塩気があるので、サツマイモの甘さが際立ちますね。これはとても美味しいです」とニッコリ。煮物の味付けも琴線に触れる上品な味わい。「ホントにこれで950円ですか? お店の雰囲気も味わいも最高でした」と大満足でした。
再び1階へ。温かい「いも恋」のほか、お土産用のいも恋、そしてサツマイモのチップスや、さきほど食べた芋おこわも1パック450円で販売されていました。入り口付近には座るスペースもありますので、食べ歩きにはピッタリ。ゆみちぃも1個いただき、そして友達へのお土産用に買っていました。
食後に街歩きを再開。まずは川越のシンボルであり、川越市指定文化財「時の鐘」です。時の鐘は、高さ約16mの三層構造で、寛永4年(1627)から同11年(1634)の間に川越城主の酒井忠勝が現在の場所に建てたと言われています。何度か火災により焼失しているそうで、現在の鐘楼は明治26年(1893)に起きた川越大火の翌年に再建されたものです。最上階にある鐘は、今でも6時、正午、15時、18時に鐘つきが行なわれています。
当然ながら人気のスポットで、まわりは人がいっぱい。ちなみに塔をくぐると薬師神社の境内につながっており、こちらも人気のスポット。ゆみちぃのスマホは、自撮り写真でいっぱいに。
370年以上の伝統を誇る「川越まつり」を
いつ訪れても体感できる「川越まつり会館」
蔵造りの町並みと、食べ歩きを堪能するゆみちぃ。ですが川越の魅力はそれだけではありません。370年以上の歴史があり、毎年50万人以上の観光客が訪れる「川越まつり」です。山車が蔵造りの町並みを練り歩く川越まつり。江戸の天下祭の様式や風流を守りながら、川越独特の特色を加えながら発展してきました。2005年には国指定重要無形文化財、2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。そんな祭りの歴史や様子を、いつ訪れても体感できる施設が「川越まつり会館」です。
今年3月にリニューアルオープンしたばかりの「川越まつり会館」。入館料は大人300円、小中学生100円で、JAF会員だと割引優待があります。
場内には川越まつりで曳かれる実物の山車が2台展示されています。その大きさには圧倒されっぱなし。その間にはLEDビジョンを設置し、川越まつりにちなんだ映像が流れます。また反対側には3面スクリーンが設置され、約8分間の映像が20分おきに流れます。
天狗やひょっとこのお面を覗くと、舞子の視点から見た川越まつりの様子を見ることができます。また、ホールでは日祝の午後にお囃子の実演があるそうです。そのほか、会所と呼ばれる指揮所の様子を再現したスペースや、イマーシブ体験コーナーをはじめ、さまざまな展示が行なわれていました。
ポストカードなどのお土産も用意。ちょっとオシャレですね。「川越まつり、すごく気になりました! 行ってみたいな」とゆみちぃ。毎年10月の第三週に開催されます。今年は10月19~20日の2日間を予定していますので、足を運ばれてはいかがでしょうか。
懐かしいお菓子を大人買いできる菓子屋横丁
「川越まつり会館」を出たゆみちぃ。今度は「菓子屋横丁」にお邪魔してみましょう。昭和初期には約80件の菓子製造業者が集まり、遠方からも仲買人が買い付けに来るほどの賑わいがあったのだとか。ですが時代とともに業態は変化。現在は約20店ほどの小売店が軒を連ねています。横丁が醸し出す雰囲気と、飴や煎餅などの駄菓子が新しくも懐かしくファンが増加。今では多くの観光客で賑わいをみせています。
創業約100年、4代にわたり手作り飴を作り続けてきた老舗、玉力製菓にお邪魔しました。菓子屋横丁は、駄菓子や和菓子などの様々な菓子が売られていますが、もともと主役は飴。その昔は飴屋横丁とも言われていたそうです。
甘い香りが漂う店内には、さまざまな飴がいっぱい。お値段も1袋250円~とリーズナブルで、お土産も含めて、いくつも買ってしまいます。ちなみに丸い形は「玉物」、金太郎飴に代表されるように、断面に模様が浮かび上がるものを「組飴」、千歳飴など引っ張って作られる飴を「引物」と呼ぶそうです。
そしてSNS映えを狙うなら、「くるくる飴」が好適。ゆみちぃも買って自撮りしていました。せっかくなので一粒いただいてみることに。市販のキャンディとは違う、優しい味わいに頬が落ちそうです。「甘すぎないので、のどが渇きづらいのもいいですね」というように、なめ終わったら次に手が出ちゃいそう。
「川越、とっても楽しかったです。お祭りも気になりますから、秋にお邪魔してみたいですね」と、早くも再訪を検討されていました。
そんなゆみちぃの日帰り旅企画ですが、今回で一旦お休みに入ります。「色々なところに行けてうれしかったです。あとサービスエリアでの食事と買い物も楽しかったですね」と、過去6回の日帰り旅を振り返っていました。
今月のプレゼント
読者の皆様に、ゆみちぃからのお土産をプレゼントします。「三芳パーキングエリア(下り線)」のオススメは「狭山茶つつみ焼」ですが、生ものですのでお見送りに。
そこで朝食で食べた埼玉名物「肉汁うどん」が気に入ったゆみちぃは、「つむぎうどん6袋入り」を即決。「食べ物の方がうれしくないですか?」というわけで、色気より食い気なアイドルからのお土産を3名の方にプレゼントします。応募方法などはハイウェイウォーカーのX(@Highway_Walker)アカウント内のポストをご参照ください。
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