アイドルグループ「≒JOY(ニアリーイコールジョイ)」のメンバーが、遊んで食べての日帰りドライブをエンジョイする「ニアジョイ どらい部」。今回は「ニアジョイらーめん部」の大信田 美月(おおしだ みつき)さんと逢田 珠里依(あいだ じゅりい)さんが、千葉県のご当地ラーメン「勝浦タンタンメン」を食べに行きました。
ご当地ラーメン「勝浦タンタンメン」の旅に出発!
以前は江角怜音さんと山田杏佳さんが佐野ラーメンを食べましたが、今回はニアジョイらーめん部の部長である大信田さんと部員の逢田さんがまだ見ぬラーメンを食べに行きます。まず、大信田部長にニアジョイらーめん部の発足経緯を尋ねてみましょう。
「私たちがやっているラジオで○○部を作ってみようという企画があった時に(江角)怜音が“美月部長でラーメン部を作ろう”と言ったのが始まりです」だそう。ちなみに入部条件は、大信田部長と一緒にラーメンを食べることですが、一緒に食べているのに入部していないメンバーもいるんだとか。
逢田さんは「ラーメンは好きですけど幽霊部員です」と笑顔で告白。ですが大信田部長の次にラーメンを食べているようで、好きなラーメンは豚骨系か二郎系とのこと。ちなみに大信田部長の好きなラーメンは家系。「麺は硬め、背油多めの濃い味が好きです」だとか。
勝浦でしか味わえないご当地麺
勝浦タンタンメンが誕生したのは、今から約70年前の1950年代。大衆食堂であった「江ざわ」が担々麵を作ろうとしたところ、ゴマの風味を出す調味料の芝麻醤が手に入らなかったことから、豚ひき肉とタマネギなどをラー油や唐辛子などで炒めた独自の一杯を作成。その後、勝浦市内の飲食店に広がっていきました。
時を経て2000年代前半になると「ソウルフード」や「ご当地グルメ」「B級グルメ」ブームによって、その名は全国区へ。現在、勝浦市では30店舗以上のお店で提供されています。ちなみに発祥店である「江ざわ」は現在も営業しています。
2人とも勝浦タンタンメンの名前は聞いたことがあっても、食べるのは初めてとのこと。それもそのハズで、勝浦タンタンメンは地域団体商標に登録されている都合、メニュー名として名乗れるのは「熱血!!勝浦タンタンメン船団」(ONE勝浦企業組合)の公認店のみに限られます。公認店は勝浦市に店舗があることが条件(例外あり)なので、勝浦まで行かないと味わえない味なのです。
大信田部長はあまりに辛い物は食べられないということだったので、今回は比較的辛くない一杯を提供する2店舗を尋ねることにしました。
今月のドライブカー「日産/GT-R Premium Edition T-SPEC」
勝浦まで案内するのは、日本を代表するスーパースポーツ「NISSAN GT-R Premium Edition T-SPEC」です。2007年12月の登場以来、約17年に渡って改良を重ねてきました。あわせてモータースポーツシーンでは数多くの金字塔を打ち立てました。ですが今夏をもって生産終了。Premium Edition T-SPECはNISSAN GT-Rの最終形態といえる1台です。
心臓部といえるエンジンは、約3000人在籍する日産自動車横浜工場の中でも、わずか5名の「匠」により丁寧に組み上げられます。そして作成者の名前プレートが取り付けられます。
せっかくなので運転席に試座してもらいましょう。2人とも「なんかすごい……」と言葉を失われたようです。
後席はかなり狭いのですが「スピーカーがBOSEなんですね」と2人は感心。それでは高速道路に乗って、いざ勝浦へ向かいましょう。
湾岸幕張パーキングエリア(下り線)でチーバ君を味わう!?
都心から勝浦までは約2時間と長丁場。そこで東関東自動車道・湾岸幕張パーキングエリア(下り線)で一休みをすることにしましょう。
湾岸習志野料金所(下り線)のすぐ近くにあり、千葉の入り口といえる本施設。ショッピングコーナーやフードコートには、千葉県産食材を使ったメニューやお土産が並びます。
少しお腹が空かれた様子の2人。ですが勝浦タンタンメンが待っていますからフードコートで食事をすると……。するとテイクアウトコーナー(10:00~19:00)で、アメリカンドッグの表面に、千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」の焼き印が押された「チーバくんドッグ」を発見!
晴れていたのでテラス席で食べましょう。「カワイイ!」と声をあげ、食べると「おいしい!」と大満足の2人。
読者へのお土産も購入したところで、勝浦へと向かいます。
冬の太平洋に大はしゃぎ!
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の茂原長南ICを降りて南下。しばらく走ると目の前に太平洋が見えてきました。
ちょうど市営部原簡易パーキングという無料駐車場がありましたので、クルマを停めて海岸へ行ってみることにしましょう。
過去にサーフィンの国際大会が開催されたことがあるという部原海岸。2人は波打ち際で大はしゃぎです。勝浦は大信田部長が以前ニアジョイどらい部で行った場所(房総半島最南端)から近く、その時も海だったのですが「前は岩場で、今回は砂浜。全然違いますよ」と満面の笑み。海を堪能したところで、いよいよ勝浦タンタンメンを食べにいきましょう。
お肉いっぱいで辛さ控え目の「肉屋の食堂 みおや」
お昼を少し過ぎたころ、最初の勝浦タンタンメンとご対面。1件目は「肉屋の食堂 みおや」さんです。
お店情報
肉屋の食堂 みおや
住所:千葉県勝浦市部原1046-1
営業時間:11:00~14:30、17:00~21:30
定休日:木曜
勝浦タンタンメンの専門店ではなく、肉料理を中心とするファミリーレストランのような同店。入口の看板を見ると肉料理メニューがズラリとならびます。そして下には「カツオ」の文字。看板を見ていると、気さくな店主が「GT-Rじゃないですか!」とお出迎え。2人は乗ってきたクルマが有名であることを再認識したようです。
バイクがお出迎えする店内。店内はテーブル席が中心ですが、カウンター席も用意されています。
メニューを見ると美味しそうなメニューがズラリ。気になるカツオですが、店主によると「漁師から直接買っている新鮮な魚です。その都度“○○が採れたから”と電話がくるので、メニューにある日とない日があります」なのだとか。勝浦タンタンメンも気になりますが、こちらも気になる様子の2人。
同店が勝浦タンタンメンの提供を始めたのは40年以上前のこと。「江ざわ」から作り方を教えてもらい、そこからアレンジを重ねて作り上げているのだそうです。肉にこだわり、豚骨と鶏ガラを時間をかけて炊いたスープに、たっぷりのタマネギとゴロっとしたひき肉がいっぱい。麺は細ストレートですが、スープとよく絡みます。
肉屋の食堂、ということで、逢田さんはタンタンチャーシューメン(1150円)を注文。大信田部長は、タンタンつけめん(850円)を選びました。そして、お店オススメの勝浦タンタン餃子も注文しました。
しばらくして着丼。そしてお店オススメという勝浦タンタン餃子も到着しました。
「ゴロっとしひき肉が印象的ですね。噛むと肉汁が口にいっぱい広がりますね」と逢田さん。「ちょっとピリ辛ですが、それがまたおいしいですね」と箸が止まらない様子。優しい味わいのスープもまた気に入られたようです。
開口一番「ちょっと辛いですね」と語る大信田部長。でも食べられない辛さではないようで、こちらも箸が止まりません。「チャーシューがとても柔らかくて、味が濃厚でおいしいんですよ」とパクッ。
その名のとおり、タンタンメンに使っているひき肉がいっぱい詰まったタンタン餃子に手を伸ばした逢田さん。一口食べた途端、思わぬ辛さに声をあげます。「結構辛いですが、肉汁が口いっぱいに広がったあとに辛さが来る感じですね。味がしっかりしていて、醤油とかはいらないかも」と食レポ。その様子を温かく見守る大信田部長は、辛いと聞いて敬遠された様子。
初めての勝浦タンタンメンに大満足の2人。「とてもおいしかったです!」と笑顔で人懐っこい店主に挨拶をし、次の店へと向かいました。
老舗レストランでマイルドな勝浦タンタンメンに満足
みおやからクルマで10分、2軒目の「ファミリーレストランこだま」に到着です。開業は今から50年以上前で、勝浦タンタンメンを提供するようになって約48年という老舗です。
お店情報
ファミリーレストランこだま
住所:千葉県勝浦市鵜原831
営業時間:10:30~15:00(L.O.14:30)、17:00~20:00(L.O.19:30)
定休日:水曜、木曜
こちらも勝浦タンタン麺以外のメニューも提供するお店。店内はどこか懐かしい雰囲気です。
勝浦タンタンメンの種類は豊富。笑顔の絶えない店主は「最初は辛いラーメンを作ってほしい、ということから始まりました。そして色々と試行錯誤して、出すまでに3年かかりました」と、人に優しく仕事に厳しい面を覗かせます。ほかの勝浦タンタンメンと異なるのは、タマネギを長時間にわたり煮込んでいること。実にトロトロで、スープにタマネギの甘さが凝縮しています。
メニューを見ると喜多方タンタンメンという、どこのラーメンかよくわからない一杯を発見。ほかのタンタンメンとの違いは麺で、こちらは平太麺になっています。店主によると喜多方から取り寄せているコダワリっぷり。
メニューを見ながら、逢田さんはタンタンメン、大信田部長は月見タンタンメンを注文。早く来ないかなと待ちきれない様子です。
すると、おいしそうな香りを漂わせた一杯が着丼。それでは食べましょう。
「とても優しい味」という逢田さん。「タマネギの甘さが際立っていて、辛味はあまりないようですね」と、ここでも箸が止まりません。
大信田部長は、卵黄によっていっそうマイルドな味わいの月見タンタンメンに、満足気な表情を浮かべます。「色々な素材のスープを感じますね」というように、豚以外にも昆布や野菜など、様々な食材のうま味を感じる一杯です。
ちなみにファミリーレストランこだまは、豚肉精肉屋も営んでおり、チャーシュータンタンメンも自信の一杯のようす。このチャーシューがとろけるうまさです。
ご当地に愛され続ける一杯と人々の優しさに触れた、今回のニアジョイらーめん部・勝浦タンタンメンの旅。「また行きたいです!」と笑顔で勝浦をあとにしました。
今月の読者プレゼント
今回も読者の皆様に向けて、2人からお土産があります。行きがけに立ち寄った湾岸幕張パーキングエリア(下り線)で選んでもらいました。
千葉県の名産品である落花生を使った「ぴーなっつ最中」(650円/4個入り)を手にした逢田さん。昨年、誕生25周年を迎えた千葉のお土産として有名です。ですが賞味期限の関係から、今回は断念することに。
チーバ君のイラストがカワイイと「チーバくんカップ」(864円)の前で立ち止まる大信田さん。中にはイラストクッキーが入っているようです。
悩んだ末、逢田さんが選んだのは「伊勢えびの唄プレッツェル」(1000円)。伊勢エビって和歌山方面では? と思ったら「千葉限定で、しかも千葉県産伊勢エビを使っているみたいですよ」とニッコリ。
大信田さんがチョイスしたのは「チーバくんぴーなっつちょこクランチ」(918円/10個入り)。「パッケージがカワイイんですよ」とのこと。こちらも落花生が入っている千葉らしい一品です。
逢田さんと大信田さんが選んだお土産を、「ニアジョイ どらい部」の特製ステッカー(サイン入り)と共に各3名、合計6名様にプレゼントします! ご希望の方はハイウェイウォーカー公式X(@Highway_Walker)をご確認のうえ、ふるってご応募ください。
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