アイドルユニット「≒JOY」(ニアリーイコールジョイ)のメンバーが、高速道路を使って関東を日帰り旅する「ニアジョイどらい部」。今回は「夏だ! 海だ! 浜焼きだ!」を求めて、江角怜音(えすみ れのん)さんと大信田美月(おおしだ みつき)さんの2人が房総半島の最南端を目指しました。
常に笑いが絶えない大阪府出身の2人
「怜音とは、いい意味で中身のない会話がメンバーの中でも一番多くて。話していて面白いんですよ」(大信田)というように、どらい部中は笑い声が絶えなかった2人。普段どのような話題が多いのかと尋ねてみると「面白い動画とか、昔の写真とかを見て笑っていることが多いです」(江角)なのだとか。2人とも大阪出身なので、笑いのツボが一緒なのでしょう。
それは当日の服にも表れていて、ふわふわ系でガーリーな装い。普段もそのような服を好まれているのかと聞くと、声を揃えて「しないですね」とキッパリ。「普段はジャージが多いです(笑)」と大信田さんが答えると、江角さんも「本当にジャージかデニムがほとんどですね」とのこと。
では、なぜ今日は違うのかと聞くと「海に足を入れられるようにスカートで来ました(笑)」(江角)、「自然の豊かなところと聞いたので、ジブリを意識してみました(笑)」(大信田)と、2人とも海を意識された様子。笑いのツボも息もピッタリな2人です。
今月のドライブカー「シボレー・カマロLT RS」
今回、2人のドライブをお供するのは、アメリカンスポーツの魅力を今に伝えるGM(ゼネラル・モータース)のスポーツカー、シボレー・カマロLT RS(668万円~)。こちらのクルマは江角さんからのリクエストでご用意いたしました。カマロを見た瞬間、「スタイリッシュでカッコいい!」と、2人はそろって感嘆の声をあげます。
どうして江角さんはシボレー・カマロをリクエストされたのでしょう? 「昔、映画(トランスフォーマー)で見てカッコいいなって思って」とのこと。さらに「ちょうどその頃、親が自動車のカタログとかを見て“アメ車、カッコイイね”みたいな話をして、そこでカマロというのを知りました」と、ご両親の影響からアメ車好きになられたのだそう。運転席に乗り込むや「左ハンドルに憧れているんですよ」と満面の笑顔です。
一方、クルマは大きなSUVがお好みという大信田さん。シボレー・カマロは結構大きなクルマですので、興味津々の様子。運転席に座るや「ハンドルからクルマの先端までが、ほかのクルマよりも長いように感じました。すごく迫力がありますね」と、ロングノーズボディー特有のスタイリングを車内から感じられたようです。
続いて後席をチェック。「実際に見ると、想像していたのとは結構違うんだなぁと思います。特に実用面とか」と江角さん。というのもカマロは後席の足元はかなり狭い上に、乗り降りがしづらかったりします。大信田さんの足元も窮屈そうですが「そんなことないですよ」とのこと。
ステアリングを握りながら「高速道路とかでドライブしてみたいです」と心の声を漏らす江角さん。いつか大信田さんと水入らずの高速道路どらい部を楽しんでいただけたらと思います。
ニアジョイらーめん部は「朝ラー」が当たり前!?
今回の目的地は、房総半島の最南端にある野島埼灯台。そこで太平洋のオーシャンビューを堪能した後に、千葉の海で採れた海鮮による浜焼きを楽しむというプラン。都内を出発した一行は、京葉道路と館山道を利用して南下します。
途中、市原サービスエリア(下り線)に立ち寄って朝ご飯。白い壁に青い屋根、そして大きなヤシの木は南国ムード満点です。店内も観葉植物やサーフィンボードなどが置かれていて、気分が上がります。
フードコートはラーメン、蕎麦、肉系の定食・丼、海鮮系の定食・丼の4点がラインアップされています。ラーメンと蕎麦は24時間営業ですが、定食系は10時から20時までの営業です。シーフードがお好きな2人は、海鮮丼に心が奪われそうになります。
ですが、ニアジョイらーめん部の大信田部長と部員の江角さんは、ここでラーメンを選択。「仕事のあとに、よく一緒にラーメンを食べに行くんですよ」(江角)という間柄なのだとか。思えば「ニアジョイどらい部シーズン1」でも、2人はラーメンを選ばれていましたね。どらい部の前にラーメン。仕事の後にもラーメン。さすがです!
大信田部長が選んだのは券売機左上の一等地、いわゆるお店オススメの「九龍担々麺」(1000円)。看板メニューで店の実力を図るというスタイルとお見受けしました。
ゴマベースの担々麺の上に肉みそがたっぷり。「担々麺は普段あまり食べないんですけれど、すっごい美味しくて、スープがとてもクリーミー。ちょっとピリ辛です」と高評価。「具はネギとチンゲンサイですね。麺は細めの縮れ麺で、怜音のラーメンの麺とは違うんですよ」と、部長らしい観察眼が光ります。
部員の江角さんは「市原醤油ラーメン」(950円)をチョイス。スタンダードな一杯で店の実力を知るというわけですね。「普通の醤油ラーメンよりも味が濃いめですね」とスープをチェック。
続いて「魚粉が乗っているんですね」とトッピングを確認すると、「スープを吸った海苔が美味しくて。白いご飯と一緒に食べたくなります」と、追い飯が欲しくなるラーメンと食レポ。「味も見た目も横浜家系っぽい感じがしました。麺も太目でした」と分析されるところに、ラーメンに対する深い愛と造詣を感じさせました。
ラーメンを食べたら、スイーツが欲しくなるというもの。デニッシュパンで知られるベーカリー「MIYABI」で、ここでしか食べられないという「MIYABI鯛焼き」(350円~)をいただくことにしました。MIYABIパンの生地で作った鯛焼きの中には、あんこのほか、ピーナッツクリームやアップルカスタードクリームなど種類がいっぱい。
オシャレなテラス席で食べることにしましょう。一時期ピーナッツクリームにハマっていたという大信田さんは、ピーナッツクリームをチョイス。「鯛焼きって生地がフワフワしているイメージだったんですけれど、サクッとしてフワッとした新食感でした」とのこと。そして「ピーナッツクリームブームが再燃しそうなくらいに美味しかった」だそう。
江角さんが選んだのは、ベーシックなあんこの鯛焼き。「美月が言った通りで、クロワッサンみたいな食感でした。鯛焼きの外側がパンになった感じの新食感で美味しかったです」とペロリ。楽しい朝食を頂いたところで、クルマを再び走らせましょう。
観音埼灯台に次いで建てられた灯台に潜入!
市原サービスエリア(下り線)を出て約1時間で富津館山道の終点、富浦ICに到着。料金所を出ると街路樹のヤシが一行を出迎えてくれました。初めて館山を訪れる江角さんは車窓の風景に驚かれた様子。大信田さんは「家族と何度か訪れたことはあります。海に行って、お寿司を食べました」と、土地勘がある模様。この辺りは漁港がいくつもありますからね。
峠道を走るなど「本当に海に向かっているのか?」と不安になること約30分。海岸線に出ると、外房の海が眼前に飛び込んできました。2人とも海が好きだそうで、クルマを降りると、海の香りを全身に浴びて大喜び。
小高い丘を目指すこと数分。房総半島最南端の灯台「野島埼灯台」に到着です。野島埼灯台は1869年(明治2年)に建造された、かなり古い灯台なのだとか。ちなみに日本で最も古いのは、対岸にあたる三浦半島(神奈川県)の観音埼灯台で、開国して間もない日本の海洋交通の安全を担っていました。
建設当時は八角形の白色レンガ造りでしたが、1923年の関東大震災で倒壊。その後、白色コンクリート造りの灯台として復旧し、その白く輝く姿は「白鳥の灯台」と呼ばれ親しまれています。それゆえか、文化庁の登録有形文化財に指定されています。灯台として現在も可動しており約30mの白い巨塔から放たれた光は、17海里(約31km)先まで届くそうです。
入口の近くにある野島埼灯台資料展示館(愛称「きらりん館」)で参観寄付金300円(中学生以上)を支払い、灯台の中に入ってみることにしましょう。日本には約3300基の灯台があるそうですが、そのうち登れる灯台はわずか16基なのだとか。入る前、灯台の中ってどんな感じだと思いますか? と聞いてみると、「天井が筒抜けになっているのかな?」(大信田)、「部屋があるかな?」(江角)と想像している様子。
なお、灯台は天候によっては入れないこともあるので、事前に灯台を管理している燈光会のサイトでチェックしてから行きましょう。もし悪天候などで入れない場合はこのサイトでお知らせされます→公益社団法人 燈光会
ですが、実際は螺旋階段を登り続けることになります。「自分が今どこにいるのか、わからなくなります」という大信田さん。77段の階段を登り終えると、今度はハシゴ階段が姿を現わします。これを2回のぼると、展望台に到着します。
目の前に広がるのは太平洋の大海原と房総半島。眼下には国定公園。まさに絶景のひとこと!
「これは登る価値がありますね」と、遠くに見える大型船舶を見ながら大信田さん。
「こんなに高い位置から海を見たことがなかったので、すごく綺麗でした」(江角)と眼前に広がる青い海を、はしゃぎながら堪能する2人。「水平線が綺麗に見えて、改めて地球は丸いんだなって思いました」と江角さんは感慨深げに語ります。30度を超える暑さでしたが、地上よりも展望台の方が風が通ることもあってか、心地よかったようです。
「きらりん館」にも立ち寄ってみました。入口には倒壊前の灯台を設計したフランス人技師レオンス・ヴェルニーの胸像がお出迎え。館内に入ると灯台の歴史のほか、烏帽子島(えぼししま)灯台で明治8年から昭和50年まで使われていたというフレネル式レンズが展示されています。
なぜ違う灯台のレンズが展示されているのかというと、最初の野島埼灯台で使われていたのと同じ種類のフレネル式レンズだから。その大きさに圧倒される2人。野島埼灯台を堪能したところで、次の場所へ行きましょう。
房総半島最南端を探検したら、意外な物を発見!
せっかくなので房総半島の最南端に何があるか探検してみましょう。灯台から見ると、芝生の先に岩場があるようで、そこまでは歩いて行けるようです。
この芝生の綺麗な場所は、南房総国定公園。またの名を白浜野島埼園地と言います。「最南端の碑」と書かれた案内板を頼りに海沿いの道を歩いてみましょう。潮風を浴びながら、左手に真っ白な野島埼灯台、右手に青い海を眺めながら歩を進めると……。
「房総半島最南端の碑」がありました。野島埼灯台をバックに記念撮影です。ここから先、陸地はありません。
記念碑の反対側(海側岩場)に目を向けると、その頂上付近に白いベンチを発見。2人の探求心に火がついたのか、果敢にも登坂に挑む2人。
頂上には「絶景 朝日と夕陽の見える岬」という碑と白いベンチ。そこから見える景色は、絶景そのもの。
「このベンチから朝日と夕陽を見てみたいです」と大信田さん。ぜひ再訪していただければと思います。こうして房総半島最南端から見る太平洋を堪能した2人。お腹が空いてきたころですので、いよいよ海鮮祭へと行きましょう!
浜焼きに海鮮丼!
房総半島の幸を前にして、食欲が暴走!?
野島埼灯台から館山方面へ走ること約20分。お待ちかねの食事処「漁師料理たてやま」に到着します。
漁師料理たてやまは、730席を有する房総最大級の食事処。屋外には足湯があり、お腹だけでなく、ドライブで疲れた足も癒せます。
お腹が空いた2人はさっそく店内へ。
店内には生簀があり、新鮮な海の幸をいただくことができます。160種類以上あるメニューの中から、今回2人が選んだのは、90分食べ放題の浜焼きバイキング! 夏といえばBBQですからね。
サザエやホタテ、カキといった貝類のほか、海老に干物にはんぺん。さらに肉に野菜と、浜焼きというよりBBQといった風情。さらにさらにソフトドリンクは飲み放題、アイスは食べ放題。テンションが上がらないわけがありません。
コンロが温まったところで、取ってきた食材の調理にかかる2人。貝の上にザルを置くとはねたりしにくいようです。
貝が開いたところで、醤油を少し垂らすと、周囲に食欲をそそる良い香りが漂います。それではいただきましょう。「美味しい!」と笑顔の2人。
浜焼きは久々という江角さん。「すごく楽しい!」と、次々に貝を網コンロに乗せては、早く焼けないかなと待ちきれない様子。
大信田さんは浜焼き初体験。「本当に楽しいですし、とても美味しい」と、こちらも貝を矢継ぎ早に載せていきます。つい数時間前にラーメンを食べたとは思えません。
さらに海鮮丼も食べ放題と知るや、2人はお茶碗に白米をよそい、好きな具材を載せてオリジナル海鮮丼を制作開始。
「玉子焼きが好きなんです」という江角さん。サーモンとマグロを添えて彩り鮮やかな「江角丼」を作られました。
大信田さんはマグロとエビ、そして玉子焼きを乗せた「大信田丼」を考案。2人とも玉子とマグロがお好きなようです。さらにカレーのルーを見つけるや、カレー丼を作り始めたではありませんか。「カレーも美味しかったです!」と大信田さん。
「今回はやらなかったのですが、海鮮丼の上にカレーをかけると美味しいんですって」と言葉を繋げます。次に訪れた時はぜひ挑戦したいとのこと。
あっという間に制限時間の90分が経ち、テーブルの上には貝殻がいっぱい。2人は揃って「ホンビノス貝が美味しかったです」と、千葉の名産品をかなり気に入ったことを告白。
江角さんは「醤油をかけると、すごく美味しいです!」とニッコリ。大信田さんも「ハマりそう!」というと、「そういえば、横浜のラーメン屋さんで、スープにホンビノス貝を使っているというのを見たことがあります!」と、ニアジョイらーめん部部長らしい高い見識を披露しました。
1日を振り返り江角さんは「久しぶりの浜焼きは、とても楽しかったですし、やりたかったのでうれしかったです」と大満足。
大信田さんは「今日は初めての体験がいっぱいで、とっても楽しかったです。それに、今年でイチバン夏を感じた1日でした。ここ最近、海に行くとか、海に行ってまったり散歩するとかなかなかできなかったので、すごく幸せでした」と、言葉を弾ませて笑顔。
東京から約2時間半で到着する南房総。今夏の思い出に訪れてみてはいかがでしょうか。ベンチから見る大海原は本当に絶景ですよ。
今月の読者プレゼント
千葉のお土産は落花生!? いいえ違います
江角さんと大信田さんから、読者の皆様へお土産プレゼント。今回は市原サービスエリア(下り線)のショッピングコーナー「BOSO LOCO MARKET」で選んでもらいました。
結構悩まれた結果、江角さんは卵かけご飯に複雑な香りとコクを与えるという「元祖 燻製卵かけご飯専用だれ ちばる」を選択。
大信田さんは、鮭ほぐしに、ニンニク、ニンニクの芽、ラー油を合わせた「旨辛 ラー油鮭ン(ジャケン)」をチョイス。「自分でも買ってみようかな」と相当気になられていました。
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